補助金は悪なのか? | ニシムラマサキのブログ 【株式会社 西村工務店 代表取締役】【 SASAYA・うづかの森 オーナー】

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どうすれば地域を『素敵』に変えられるのか、誇るべき田舎になるのか、そんなことばかり考えています。

昨日上げたツイートに少し解説を加えます。 

社会起業家として名高いK氏。
書籍もたくさん出版し、彼の本も何冊か読みました。

実績もあります。
私はツイッターで彼をフォローし、いつも注目してみています。
そして尊敬もしています。

そんな彼は『補助金は悪だ』と言ってはばかりません。
 

私の偏った見方かもしれないけれど、彼がそう言いきるのは、彼は勝てる場所で勝負し、勝っているということ。

 

彼が勝負しているところは、ある程度人口の集積があるところです。

まったくの過疎地域、あるいは限界集落に近いところでは勝負はしていません。(間違ってたらごめんなさい…)

 

勝てる土俵で勝負するのは、ビジネスとしては当たり前のことです。
普通なら勝てない場所で勝つためにはある程度の補助金は必要だというのが私の持論です。


私は、補助金な度が本当に悪だとするなら、IT企業を誘致することに成功したかの有名な『神山町』も、、移住者を増やすことに成功した『海士町』も、葉っぱビジネスで成功した『上勝町』も、私はなかったと思います。

 

もちろん、それにずっと依存しているわけではないと思います。

ですが、まったく利用していないかというと絶対にそうではないのです。

 

公的なもので、使えるところは使っています。

ただ、そうやって公的なお金をいくらか使いながら、何倍にも地域にリターンさせていると思います。

 

本当の、過疎地域で起こっていることというのは、もうとてつもないのです。
 

それも、自然の流れだ…と言ってしまえばそうかもしれません。

市場原理に従っていけばいい…それもそうかもしれません。

 

急にできあがったマチやムラならそれもありかもしれない。

しかし、そんな中山間地の多くは、何百年も連綿と続いた歴史があり、はいそうですか…

とは簡単にはかたづけることはできないのです。