中国からの団体のお客様を受入れ、3年目を迎えました。
ちなみに今年はこんな感じ…。
その中に、昨年も来てくれた少女の顔がありました。
中国語をまともに話せないので、通訳さんを通じて聞いてもらったんです。
『なんで、今年も来てくれたんですか』
彼女は、昨年私の娘に会って、日本に友達ができたことがうれしくて、また来たのだそうです。
時間にすれば1時間ぐらいの交流だったと思います。
だけれど、彼女はその1時間の出会いがまた日本の友達に会いたいという気持ちをおこさせ、そして実際にこうしてまた日本を訪れているんです。
報道では、ときどき中国のお客様の傍若無人なふるまいをとりあげます。でもうちに来てくれたみなさんはほんとに紳士的です。
あの報道はいったいなんなんだ?
そう思わざるを得ません。
だから、マスコミが言っていることを鵜呑みしてはダメです。
インバウンドによる地方経済の振興は、地方創生の重要な施策の一つです。経済的な面もそうだし、それ以上に、これだけグローバル化した社会の中で、外国との交流は今後ますます重要になると思います。
先日もお手伝いいただいた方は、中国から但馬にお嫁さんに来て12年の方でした。それだけじゃなくてまわりにも縁あって、外国から日本に来られた方も増えてきました。
そんなことが普通に見られる日常。昔は、外人さんが歩いていようものなら、フッと振り向いていたけれど、今はだから何なのよ…って感じですよね。
こんな田舎も確実に、グローバル化が進行しています。
だから、国がどうだからという色眼鏡をかけるのではなく、今目の前にいるお客様のためにできる限りを尽くすこと…それ以上でもそれ以外でもありません。
僕らがやっていることはほんの小さなこと、
でもそういう小さな積み重ねがさらに、世界を望ましい変えていくのだと信じています。