特化する下町ロケットでは、ロケットを飛ばすのに、基幹製品であるバルブシステムに特化し注力することで、帝国重工と対等に渡り合っていました。何十メートルもある巨大なロケットからすれば握りこぶし大のわずか小さな製品です。私たちもモノ作りの会社の一つですが、いわゆるコアコンピタンスになる中核の技術を持たなくてはならない…そんなことをつらつらと思います。零細企業のリソースは常に限られています。何を内製化し、何を外注化するのか、そこをしっかりと見極め、強みのところは、誰もが真似のできないところまで、極め高める。それしか生き残る方法はありません。ただ、それを見極めることも簡単ではありませんけど…。