先日、某新聞社の記事には、なんともいえない腹立たしさを感じてしまいました。
記事の内容は、ある離島の人口がどんどん減ってしまい、ついには無人になってしまったというものでした。
しかも、ひたすらに悲観的に書いているものだから、その記事を読んだ読者、特に地方の人にとっては不安を煽る以外の何物でもありませんでした。
今、国として目指している東京一極集中を是正する地方創生へのあてつけにも見えました。
確かに、人口減少社会でなおかつ東京への人口一局集中がおこっているこの日本ですから、それは現実としてあるんでしょう。だけれど、その状況をどうとらえるかは本人次第です。
今、日本に必要なのは、未来を悲観的にとらえるのではなく、どんな状況にあろうとも、ポジティブに乗り切っていくことです。
人がいない過疎な状況であろうと、過密な状況であろうと、それぞれに一長一短があります。
だから、どちらが?という選択の問題ではないのです。
それは特性であり、その特性をどう生かすのか?が重要なテーマなのです。
私は、こと地域に対しては、人にさまざまな個性があるのと同様、地域の中身は特徴だった個性があるにすぎません。
その人の個性を見極め、その人の特徴を最大限生かしきることが、人を活かすということ。
まちも同様なのです。