先日の日経新聞で、国会の資料をペーパーレスにするという記事がでていました。
正直、えっ?いまごろそんなトピックス?
と驚きました。
私がかつて所属した青年会議所で、ペーパーレス化がはじまったのは、2007年ごろだったと記憶しています。
当時、私は兵庫ブロックに出向し、事務局長を仰せつかっていました。
各委員長から出される電子資料をとりまとめ、それを会議の場で出したり、議事録などを配信したりして、意思決定がスムーズにするようにしました。
そのときの経験は、私自身のITスキルを向上させるのに、ずいぶんと役に立ちました。当時は大変だったけど、とてもいい経験をさせていただいたことを覚えています。
今や世の中は、AIだ、クラウドだ、はたまた在宅だ…と最新のIT技術がどんどんと登場し、世界の最先端は、どんどんとすすんでいるのですが、日本の意思決定の中枢たる国会が、いまごろそんなトピックなのだから、日本がある意味、世界のトップランナーたりえないのはそこらあたりにもあるような気がします。
昔、車が世の中に登場したころにも
『あんな危険なものに乗るなんて野蛮極まりない』
という意見もあったことでしょう。
しかし、今や車による移動を抜きにものごとを考えない時代になっています。
田舎においては、どこかに何時に集まれ!ってあっても、みんなが車を乗ってくるのを当たり前だとかんがえ、まさか車を乗らずに歩いてきたりするなんてことは考えません。
冷静に考えてみると、世の中に車をもっていない、あるいは乗らないという人もいるかもしれませんが、そういう前提は無視しているわけですね。
いまや、パソコンやスマホがない時代ということは考えられないと思います。
そして、これらは加速すれど、後退することなどありえないでしょう。
新しいテクノロジーを手にするのは、いつも若者からで、おっさんたちに行くには時間がかかるもの。
こんな記事がトピックスにならないような社会にならなければいけませんね。