前澤さんの記事を読んでから、『価値』について、頭の中をかけめぐっています。
先日、たねやの山本CEOの書籍を読みました。
山本CEOは、私が青年会議所時代に大変お世話になった方でした。2008年、私が近畿地区の役員として出させていただいた時の会長で、インドネシア、バリでのミッションを担当したときに、事業を導いてくださった方なので、特別な感情をもって読ませていただきました。
たねやグループ、クラブハリエのバームクーヘンはあまりに有名ですが、ミニサイズでも500円は超えますから、日常買いできるものではありません。
たねやさんの商品が『価値がある』と思うのは、誰しもが認めるところでしょう。
今や、フラッグシップショップ、ラコリーナには、1年に200万人を超える人が来場しているそうです。
その対極にあって、真っ先に頭に浮かんだのが、グリコのキャラメル。
同じパッケージの中に玩具のおまけまでついてくるあれです。
幼少の頃は、100円しなかったと思うんですが、お小遣いで気軽に買えて、しかも『おまけ』までついているんですから、夢のようなお菓子でしたよね。
もし、あのグリコが300円ぐらいしていたら、果たして多くの子供たちに夢が与えられたのだろうか…
そんなふうに思うわけです。
同じお菓子という商品でも目指している方向は全然違います。
だけれど、多くの人に夢や希望を与えているという点ではどちらもいっしょです。
多くの人に商品を届けることができることもまたすばらしいことだし、手塩にかけて育て上げて、稀少で手に入れることができないものにすることもまたすばらしいこと。
どっちの方向にしても、その企業なり、人が『思い』をもって全力でコトを成していくことが大事なんだと思いますね。
そういう思いに共感できるよう全力であたることが『価値あること』なんだと思いました。