ローカリズムの追求が、そのマチ、そのムラを強くする | ニシムラマサキのブログ 【株式会社 西村工務店 代表取締役】【 SASAYA・うづかの森 オーナー】

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どうすれば地域を『素敵』に変えられるのか、誇るべき田舎になるのか、そんなことばかり考えています。



秋祭りロスな感じです。

参加人数数十名の小さな祭りですが、今年も無事に終わったことへの安堵みたいなものから来ているのでしょうか…

練り込みとよばれる小さな地車を引きながら、笛のお囃子とともに、子供ふたりが太鼓を叩き地区内を練り歩きます。

そして境内までたどり着くと、奉納した餅をみんなに撒きます。

台車に太鼓をくくりつけただけの素朴な地車は、迫力なんかちっともないけど、僕らの地区にとってはとっても大切な行事なんです。

練り込みの叩き手は中学生男子で、昨今の少子化でなかなか人材確保が困難になっています。

我々の頃は、学年には必ず男がいたので、そんな問題もなかったのですが、うちの長男は去年まで3年お世話になって、それというのも前後に男子が少なくなって来たからなのでした。

息子も中学生を卒業して下から中学生があがってきたので、もうしばらくは大丈夫です。

先輩から後輩へ、囃子や太鼓を伝承し、今にいたっています。

太鼓のたたきかたや囃しは、この地区だけのオリジナルで、隣の地区でも練り込みはやっていますが、同じではないんですね。

そうやって、先輩から後輩に伝えるために集まって練習するけど、ビールを片手に世間話も含めた世代を越えたコミュニケーションが一番大事なことなのかもしれません。

近所の息子たちも回りの大人にほめられたり、怒られたり、そうやって地区の絆が深まっていくんですね。


僕のいとこが岸和田市民で、何度か岸和田だんじり祭を見に行ったことがあります。

あのまちは、だんじりを中心にマチが回ってるんじゃないかと思ってしまうぐらい岸和田市民どころか日本中が熱狂するお祭りですよね。

岸和田の人はホントに自分のマチ、そしてだんじりへの愛が半端ありません。

ああいうマチになれば地域も強固ですよね。

これからもまつりに関わり、地域の誇りを持ち続けられるようにしていきたいものです。