本気度が試される | ニシムラマサキのブログ 【株式会社 西村工務店 代表取締役】【 SASAYA・うづかの森 オーナー】

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どうすれば地域を『素敵』に変えられるのか、誇るべき田舎になるのか、そんなことばかり考えています。

北海道の地震を受けて、セイコーマートの情報が頻繁に入ってきます。

 

 

 

 

停電中にも関わらず、自家発電設備を備えている物流庫だとか、独自の総菜販売のシステム(ガスを用いて現場で調理して提供できるので、停電でも影響を受けない)で、近隣住民に感謝されるとか…あげればきりがありません。

 

私も経営者の一人ですから、投資に対する効果ということを考えます。

普通に考えれば、自家発電システムを備えるということは、通常のオペレーションをやることに比べると過大な投資ともいえますが、そういうことを着々とおこなってきたのか?と考えると、最悪の状況をどうしてここまで想定し、備えることができたのかとただただ脱帽するしかありません。

 

私たち建設業を所管する国交省では、建設業者にBCP(事業継続計画)を作成することを推奨しています。

私のところでも以前つくったことがあります。正直にいえば、BCPを策定されると、国交省からある一定の評価が得られるという飴玉が用意されているのに飛びついたという非常に、浅はかな動機です。

 

けっこうつくるのに、時間も要したけれど、特に大きく見直すこともなく、まったく役にたつものとなっているとはいいがたい状況にあります。

 

本当はあらゆるリスクに対して、事業を滞らせることないようにすること、そして、建設業がインフラ整備をすすめるという以外ののもう一つの使命でもある、自然災害発生に対して、機動的に行動し、住民の安心安全を担保することでなくてならないのです。

 

今回のセイコーマートさんの多くの報道から、私たちが、真に地域に貢献できる企業たりえるのかと自問自答をせざるを得ませんでした。

 

おそらく、北海道に住む多くの人々が、全道で停電がおきるなどと予想した人など多くないはずです。

私自身も、そんなことがおこるのかというまったく予想できないものでした。

 

しかし、想定外のことはおきています。

 

私たちが住む地域も、今後まったく予想できないことがおきることは十分にあり得りえます。

今のままでは、けっして有事に機動的に対応などできません。

 

自分たちのところで同様のことがおこったら?

最悪の状況をリアルに想像し、もっと感度を高め対応していかなくてはならないと猛省しているところです…。