稲盛さんの言葉です。
現auをたちあげるまえ、通信はNTTしか存在しませんでした。
日本で通信を独占しており、このために、通信料が高止まりしていました。
これでは日本の未来はよくならない、稲盛さんは新たに通信事業を立ち上げることを考えます。
しかし、何度も何度も、冒頭のこの言葉を自分にといかけたそうです。
『自分がやっていることは、稲盛という名前を世に広めたいだけというパフォーマンスなのではないか』
そういう私心を一切取り払った一点の曇りもないことを確認し、事業を決意します。
その後、私たちは携帯電話の便利さを享受できるようになり、逆に、それなしには生活が成り立たないほどです。
新たな商品やサービスの開発、それはちょっとでも売り上げをあげたいためだし、より多くの利益を得たいからです。
ですけどそれ以前に、それが世の中に対し、幸せをもたらすものなのかどうか…。
そこをしっかりと見なくてはいけません。
稲盛さんのような大きな志はありませんが、その気持ちだけは常に自分に問うようにしたいものです。