低年齢化を助長する親 | ニシムラマサキのブログ 【株式会社 西村工務店 代表取締役】【 SASAYA・うづかの森 オーナー】

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どうすれば地域を『素敵』に変えられるのか、誇るべき田舎になるのか、そんなことばかり考えています。

昨日、高校の学年委員会なるものがあり、出席してきました。

いつ決まったのか、私はまったく承知していないのですが、高校の親御さんたちの中で、選挙で決まったらしく、正直渋々出向きました。

 

その中で、学年の学校生活での状況などについて、いろいろとご説明を受けました。

 

最後に、みなさんから何かないですかということを求められたので

 

『今後、PTA行事で、親子ボランティアなるものがあると聞いていて、小学生ならまだしも、高校までそんな活動があるのかというのに正直びっくりしています。

 

私は、高校は義務教育ではないから、生徒自身が、さまざまな問題に自らが、取り組んでいくようになっていってほしいと思っていているし、学習意欲がなく学校に来ることをの望んでいないのなら、むしろ突き放すぐらいのほうがよいのではないでしょうか』

 

と発言させていただきました。

 

昨今、生徒や学生の低年齢化が指摘されています。

ですが、根本的なところは、親が子離れできていない…ということにあるような気がしてなりません。

 

親が子供の幸せを願うのは、今も昔も変わらないですが、乳幼児の教育の考え方が、そのまま、中高生、ましてや大学になっても引きずっているような気がします。

 

昔は、社会も子育てにはそれほど寛容ではなかったと思います。そして、昔は、近所に子供も多かったし、遊び方も外遊びしかなかったので、頻繁に子どもたちだけで遊ぶことが多かったです。

 

だけれど、子供も少なくなった、親子のふれあう時間が増えたこともあってか、親子で時間を共有することが以前に比べるとはるかにふえ、社会もそれを要求するようになってきているように感じます。

 

しかし、それは、小学生までの話で、中学以上は、いかに親離れ、子離れをして、自立していきていくようにしていくかということが大事だと思うのです。

 

親が子ども自身の時間に、過度に干渉していると思います。

 

だから、結果として、子供たちは親に依存し、低年齢化をしていくのです。

 

私はそう考えています。

私は、役割を与えられれば、それは一生懸命しなければいけないとは思っています。

 

ですが、もうある程度、突き放すようにしていかなければ、子供たちの真の自立をはたさなければいけないと感じている今日この頃です。