昨日、地元大笹地区の総会だったことは、昨日のブログでもお伝えしたのですが、結局、役員は誰一人変わることなく留任しました。
民主的な選挙で決まった内容ですから、それは覆しようもないわけですが、私自身全く釈然としませんでした。
前の役員がよくやってくれたので、是非次もお願いしたいということなら、それも理解はできますが、私が感じるところではただ、ことなかれ主義のように、前もそうだったから、そのままでいいんじゃない的な雰囲気だったからです。
区長さんに至っては、今度で6度目、12年という長きにわたっての就任になります。
もちろん、区長さんはじめ、みなさんとても責任感があるし、能力も高く、この地区にとってはなくてはならない人です。
しかし、組織はやはり適度に人事が変わり、それぞれの役職も変わることで、組織は新陳代謝をはかっていけるのです。
どんなに優れた人であっても、完璧ということはありません。逆にどんなにダメな人もすべてダメということもありません。
過去のつみあげてきたものを、さらに異なる人がさらにそこにつみあげていくことで、真っ白なキャンバスに縦に横に、ななめにとさまざまな角度でぬりつぶしていくことですきまのないしっかりとした塗り絵をするがごとく、そうやって組織がかっちりと固まってくるわけです。
しかし、一人の人が長く続けることで、穴のあいたものが埋まることはなく、そういったところからほころびがでてくるわけですね。
だから、適度にトップや組織の役員は微妙に入れ替えてしかるべきなわけです。
組織の人事において、私は根回しをすることは好きではありません。一発勝負というか、それぞれが最適だと思われる人を吟味して、そして投票していくことが大事だと思うのです。
アメリカ合衆国の大統領の任期は4年、いくら長くても2期しか勤めることができないそうです。
国のトップにずっと居座り続けさせない仕組みを構築しているからこそ、アメリカという国は常に新陳代謝をはかっていっているともいえます。
だからローカルでも同様なのです。組織は適度に変化させていくことはとても重要だと思います。