京都に来ています。
学生時代を京都で過ごしましたから、だいたいの地理感はあると思っているのですが、その頃はクラブに明け暮れていたので、京都のマチについて深く考えることはあまりありませんでした。
あれから20年たって、大きく変わったもの、さほど変わらないものいろいろあります。
やはり、一番印象的なのは、外国人の多さです。
なるほど、インバウンド2000万人時代になって、もっとも活況なのは京都なのだろうなぁと肌で感じます。
一方、こんな大都市でも空き家問題があると聞いて、そういう視点で裏路地をめぐってみると、冒頭の写真にあるように、町屋を改修したレストランが灯りをともしていることに気づきました。
4つぐらいの店が連続して並んでいて、フレンチとか中華とか出しているものは種々雑多な感じですが、古い建物を活かして素敵なお店になってました。
おそらく空き家問題、そしてインバウンドに対尾する好例なんでしょうね。
20年前、そもそもそういった空き家問題がこの地にあったのかどうかもわからないですが、私の今の関心事の一つが、どうすれば私のマチに、にぎわいが取り戻せるのだろうかということで、そのために、土建屋のおっさんではありますが、インバウンドなどの観光事業にも片足を突っ込んで東奔西走しているので、やはり京都は観光都市としては不動の地位を築いていますから、こういったなんでもない普通の路地からも感じれるものがいろいろとあるわけです。
大学の4年間はそれなりに充実していたけれど、やはり当時今のような視点を持ち合わせていると、また違った4年になったんだろうなぁとしみじみ思います。
そうは言っても、失われた時間を取り戻せるわけではありませんので、今自分にできることをしっかりと感じながら、自分のマチへ何か取り入れればいいなぁとマチ歩きをしながら思っているところです。