昨日は、私が所属していた美方JCのOB新年会に出席してまいりました。
約20名ほどの出席者で、60歳代の先輩や30代の現役メンバーも含めた多様な年齢構成が一同に会してひと時を過ごしたわけです。
OBの集いは年に1回か2回で、中にはこの時にしかお会いしない人もいるのですが、何の隔たりもなく、すっと会話が成立するから不思議です。
そして、昨日は日中には、友人であり、協力業者でもあるSくんからの紹介で、ある新しい工事にむけての打ち合わせをした工務店の常務もまたJCのOBで、本来であれば初めての取引が始まろうとする中ですから、非常に緊張する場面なはずなのに、とてもリラックスして話し込んでしまいました。
JCの活動をいっしょにやって時間を共有したのならまだしも、場所が違ったり、年齢が違ったり、まったく時間を共有することがなくても、そういうビジネスなどの話がすっと溶け込めるのはいったいなぜなんだろう?とふと考えてみました。
私なりに、出した結論は、『志を同じくしている』ということです。
JCには、綱領、いわゆる経営理念のようなものがあり、例会やさまざまな事業のたびにそれを唱和します。
日本中のJCメンバーあるいは、卒業したOBメンバーは常にこの言葉を胸に刻んで活動をしています。
常にこの方向を向いているわけです。そしてまた、この綱領は、とても普遍的な言葉ですから、メンバーでなくとも共感できる言葉です。
JCは40歳で卒業となりますが、卒業したあとも、ビジネスシーンや社会活動に徹底してこれを実践しようとしているから、相手を信頼できるのですね。
会社であれば、そこに属する個人は、組織の一員として活動をしなくてはいけません。
会社としての志を徹底してすりあわせているところは、やはり同様に強固な組織をつくりあげているでしょうし、それこそが経営者が果たすべき役割なのだと改めて認識しました。