昨日、とあるコンサルの先生の訪問があり、経営革新についての相談がありました。
『君は100億を目指すべき、ただ100億を目指すかどうかは、君が決めることだ』
唐突にそんなことを言われたので、正直困惑してしまったわけですが、
『君が思う以上の会社にはならん』
とも言われ、そこの部分には大いに納得してしまいました。
100億企業がいったいどんな姿なのかを想像することは、正直今の僕にはできないし、そんな姿になることなどこれまで考えたこともありません。
バックキャスティングという言葉があります。
自分のなりたい姿、あるべき状況を鑑みて、そこから逆算して、ものごとを考える発想です。
多くの人は、今ある状況から、未来がこうあったらいいなぁと付加させる考え方になることが多いものです。
理想の姿と、現在の状況のギャップを認識し、そこから何が必要なのかを考え、しかるべき対策を行っていくことが今の社会には求められているといいます。
気候変動に対する対策を考えるときによく言われることが多いですね。『21世紀末までに二酸化炭素排出量をゼロにする』という目標値などを言われたりしますが、理想とする姿を示し、そこから逆算してものごとを決めていくわけですね。
ちょっと話が横道にそれましたが、この地域において自社が果たすべき役割を考えたときに理想すべき姿がまず描き切れていないことを鋭く指摘されたような気がします。
帰り際に
『君が、65や70になったときに、もっとやっときゃよかったなぁという人生は送るなよ』
と言われ、そこにはものすごく重みを感じました。
考えてみれば、仕事をはじめて20年経過しましたけど、考えてみると、普通のサラリーマンなら、ちょうど折り返し地点にきているところ。
この半分をふりかえったときに、この20年全力でやり切ったという感じは実際ありません。
心の奥底に、まだやれたんじゃないかという思いがもたげるわけです。
ということは、このままやっていったら、65のときに、やっぱりそんな思いになるんじゃないかとふと思いました。
振り返ればあっという間に、20年。
おそらく気がつくと、あっという間に人生終わっているかもしれません。
後悔しない生き方がどんな生き方なのかってわかっているようであんまりわかっていません。
よくわからないので、今私にできることは、日々全力で生きていくことだけです。