
今、群馬県嬬恋村に来ています。
23日から、兵庫県スキー連盟の合宿が行われていて、本日最終日を迎えています。夜通し車を走らせて、やってきました。
本来なら、私は、アルペンの担当理事という立場でもあるため、合宿にすべて参加しなければいけないのですが、仕事も年末ラストスパートを考えると、抜けるわけにもいかず、マツダ外部コーチ、タナベ先生や、イノウエコーチに委ねてきました。
スキーは球技などのスポーツと違い、学校や自分の周囲でするというわけにはいきません。雪が降る、ある意味特別な地域でしかすることができません。
私が住まうハチ北もスキー場を中心として、それをとりまく経済によってなりたっているところもあるので、子供たちにスキーを経験させることは必然でもありますが、最近では、スキー場とは縁のない都市部の子供達でも、上を目指してがんばっている人も大勢います。
今回のように、地元でスキー場があっても、今年は別にしても、ここ近年、年末に安定した雪があるかどうか微妙になっていること、また、ここ鹿沢スキー場というところで合宿を行っていますが、人工降雪機によって作られた雪は、非常に硬くしまっていて、大会などの環境により近いなどもあってのことです。
学生生徒など、車での移動手段を自分でもたないものにとっては、誰かに連れてきてもらわなければいけません。そういう意味では、他の競技に比べるとお金がかかるスポーツであります。
ですが、私はそれを単なる金持ちのスポーツというふうにとらえてほしくはありません。
スポーツで全国や世界を目指している子供たちの親御さんは、やはりスキーと同様に多くのお金を子供たちにかけて、少しでもいい練習環境を整えたり、遠征をしたりしていることを考えると、そう大きく違いはないからです。
要は、こういった経験を通じて彼らが何を感じ学んでいってくれるかということだろうと思います。
日本のすべての学校で、修学旅行が実施されていることでもわかるように、自分のふるさとを離れて過ごすということは、それだけで大きな学びですから、そういった経験を『スキー』という手段を通じてやっているだけだとシンプルに考えれば、子供たちにとっては何にも代えがたい学びになっているはずです。
大事なことは、それらの貴重な経験だと意識できているかどうか…だと思います。
かといって、それを押し付けてもいけないわけですがね
ぜひ多くの学びをしてほしいと願うばかりです。