以前やっていたテレビでみたあるシーンを思い出しました。
企業さんが福利厚生目的で建てられた保養所というのが、全国各地にあります。
大企業などは、やはり資金力などももっているので、保養所をつくることはそんなに難しいこともなかったですし、いい社員を受け入れるためには、そういうところを運営することも重要な要素でありました。
しかし、企業も経費を節減したり、個人主義の蔓延というのでしょうか同じ企業の人で、そういうことを利用する機会も減ってくる中で、保養所を手放すところが増えてきたことを逆手に、それを購入したりして運営する別の企業などがあらわれてきました。
その会社の経営者が経費節減のために、自らが現場に出ていきトイレ掃除をやっているそんなシーンでした。
その経営者は、トイレ掃除を確認するために、手に収まるような鏡をもちいて、トイレの縁裏を見てチェックをしていました。
その映像が、いまだに強列にイメージとして残っています。
実際に利用したお客様が実際にそんな縁裏までを除いてみるようなことはしないと思います。
要するところ、実際にはお客様が見ることがないであろう部分も徹底的にやることで、お客様への安心を産みだすということがあると思うのです。
だから、モノを見る場合、目で見るのではなく、心で見ることが必要なんだ…と理解しました。
そして私たちがお客様に対峙するときに、お客様はそういうことも含めてみてらっしゃるんだ…と思うことがだいじなのだなぁと思いました。