私は、深みのある人が好きです。
最近の言葉に置き換えるとオーラという言葉になるでしょうか。
経験値の高い人は概して深みが出てくるもので、そういう人と接すると教えていただいたり、学ばせていただいたり、本当にたのしいものです。
私自身も、少しでもそんな人に近づいていきたいと思って、日々悪戦苦闘しているわけですが、まだまだ上っ面のあさーい生き方しかできていません。
本を読んだりして経験値を高めることもできるとは思うのですが、やはりフィールドワークというのでしょうか、最終的には体を張って身に着けた深さが一番深いような気がします。
例えば、歴史が好きな人がいるとしましょう。
もちろん、歴史での出来事は過去のことであり、まずは書籍で知識を得、また最近では大河ドラマなどの映像から入ってくる情報もあるのでしょう。
ですが、それをたくさん得たとて、単なるモノシリのレベルだし、そういう人に深みを感じることはありません。
実際に現場に行き、史実と今を照らし合わせて、この目で確認したり、あるいは、その末裔だとか関連する人だとか、そういう人に会ったことがあったことのある人。
そういう人が語る言葉には重みが出てきます。
本で得たバーチャル感ではなく、そこに実体験が加わることで、よりリアルに近い、自分の生き様のような形として、置き換わってくるからではないかと思います。
なので、やはり深い人には圧倒的な行動力があります。
何が正解かなんて誰にもわかりません。やみくもでもいいので、動くこと…それがその人の深みをつくっていくのではないでしょうか。