内定辞退者が増えている | ニシムラマサキのブログ 【株式会社 西村工務店 代表取締役】【 SASAYA・うづかの森 オーナー】

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どうすれば地域を『素敵』に変えられるのか、誇るべき田舎になるのか、そんなことばかり考えています。

 

ネットニュースで、大卒の就職内定者の辞退が相次いでいると言う報道をみて思うところを書きます。
 
今あらゆる業界で、人不足が深刻になっていることが背景になっているのでしょう…
 
一方のこれから就職を迎える人は、売手市場で、内定をたくさんもらえることで、自分のより好みの仕事を選べるということは自分に有利な状況にあるのだと思います。
 
福利厚生などの充実、初任給が高いこと、休日の多さ…あらゆる角度から自分により有利な仕事を選びたいと思うのはある意味当然ともいえます。
 
しかし、1年後の社会さえ予測不能な状況の中で、初任の状況だけをみて果たして仕事を選ぶことがほんとに得策なのかなぁと思ったりもします。
 
私が就職をしようとした20年前、大手家電メーカーに就職できることは、もう誰もがうらやむぐらいの状況でした。
 
しかし、誰もが知っていた何社かは、もうすでに存在していない状況だったりします。
 
そうやって掘り出せば、家電に限らず、あらゆる業種において、これまで安泰とされていた会社がそうでない状況があるわけです。
 
優秀で、何社も内定を勝ち取り、そこから取捨選択する人というのは、私は本当に、その会社や仕事が好きで選んだ人なのだろうか…と思います。
 
私は、やはりどこかの企業を選ぶということは、恋愛と同様二股、三股をかけてやることなのだろうかと思うわけです。自分のいわゆる保険ために、複数社の内定を選び、選択していくというやりかたはそもそもその仕事愛していないのではないでしょうか。
 
本当に成功できる人というのは、自分の退路を断って、一途にものごとに取り組む人です。
 
要領よく、世の中を渡り歩ける人もいることでしょう。ですが、本当に肝心要のところで、そんな人はどこかに弱さがあるはずです。
 
売手市場だといわれるこんな時代だからこそ、本当に価値あるものをつかみとる人であってほしいですね。
 
 
 
 
おやじのたわごとでした…。