社会がこどもにもっと寛容にならないといけませんね。自戒を込めて | ニシムラマサキのブログ 【株式会社 西村工務店 代表取締役】【 SASAYA・うづかの森 オーナー】

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どうすれば地域を『素敵』に変えられるのか、誇るべき田舎になるのか、そんなことばかり考えています。

gakuさんのツイートを拝見して、おもうところを書きます。

 

 

私は父から会社の業務を引き継いだのですが、今思うと、父なりの幼児教育をうけたのかなぁと思うところがあります。

 

私が、幼少のころは、私の会社は、法人組織になっていなくて、個人営業の工務店でした。

 

家の中に、事務スペースがあり、建設業の許可はそこであげていました。

 

夜遅くまで、図面にむきあったりしていたことを思い出します。

10歳のころ、それまで、個人経営だったものから、法人になりました。

 

そして、自宅とは別に社屋を構えることになりました。

 

昨年、当社は、30周年を迎え、ささやかなお祝いをさせていただきましたが、それは法人として正式に登記をしてからの年数になります。

 

法人登記したあとも、放課後学校が終わったぐらいに、遊びに行ってたことを思い出します。

 

事務所のみなさんも気さくに声をかけてくれましたし、昔は図面などは製図台で手書きをしている時代でしたから、そこに陣取って、親のまねごとで製図らしきものを書いていたこともありました。

 

そういうふうに時間を過ごしながら、父親の背中をみていたことで、自然と後継者になるという気持ちが芽生えてきたのかもしれません。

 

実際、ものごころついたころには自分が跡を継ぐことは決めていました。

 

あの頃、現場で指揮をとったり、事務所での事務作業をしている父の姿は今でも、鮮明な記憶としてよみがえってきます。

 

今、会社もそこそこ大きくなり、仕事とプライベートはきっちり分けないとという意識が働いて、子供たちを容易に寄せ付けない雰囲気なってしまっています。

 

だから、おそらく、子供たちが私の仕事をしている場面をみていることはほとんどないだろうし、実際、現場などに安全上の問題を恐れるから、子供たちを入れることはできていません。

 

今、社会が子育て環境の整備に躍起になっていますが、社会が、そういうものを断絶してしまったということは大いにあるのかなぁと思います。

 

中小企業の数は、全企業のうち99.9%だと言います。

大企業ならともなく、中小企業が日本のほとんどを占める中で、かつてそうであったように、社会がこどもを受け入れるようになれば、また違った社会になるのではないかと思います。

 

もちろん、集中して仕事することをすることを妨げてしまうということは否定をしませんが、子育て母さんや父さんが子供とオフィスにいることがあることを容認できるようになれば、働き方も変わってくるでしょうね。

 

今、私自身を支配している職場環境のパラダイムを変えるのは容易ではありませんですが、昔のことを思い出して、そういうものが容認できるようにマインドをシフトができることも考えていかねばなりませんね…

 

大いなる自戒を込めて