昨今、地域コミュニティが希薄になったと聞きます。
これまで以上に行事等が増え、コミュニティが強化できる場面が増えているはずなのに…です。
地域の行事に参加しても、いつも出ない人はでません。
一方、SNSが活況を呈しているように、その中のコミュニティはむしろ活発に繰り広げられているように思います。
だから『希薄』になったとはいっても、人々が他の人とつながる量そのものは減っているとはいえず、中身が変わっていっただけなのかもしれません。
実際、日本を襲う大きな災害の後、多くの若者が現地にボランティア活動に参加する人は増えています。
以前地域コミュニティが活発だったのは、移動するという物理的な手段や、情報通信が今よりも脆弱であったともいえるんではないでしょうか?
地域コミュニティが濃かった半面、ある意味封建的な社会であったことも否定できません。
若者が移動や、通信の自由を手に入れ、そういった呪縛から解き放たれ、地域コミュニティを軽んずるようになったとするなら、私たち大人たちもそこのところは大いに反省しないといけません。
地域の付き合いをしなくなったと嘆く前に、果たして大人たちが良好なコミュニティを創造するための努力をしているのかということも同時に反省する必要があると思います。
愛の総量は決して減っていはいないとおもうべきです
過去のよさも育ててつつ、新しい時代にふさわしいコミュニティの在り方を日々模索しながらより良き方向に導きたいものです。