会社の方では、長い休みも終わり今日から、また仕事が再開します。
休み中は、建設業のことから頭を一旦切り離し、『生き方』を考える時間を持つことにして、読みたい本も数冊、目を通すことができました。
さて、昨今『働き方改革』が叫ばれて、ニュースなどでそれがとりあげられない日はありません。
週休二日を実現し、残業を減らし、有給休暇取得率を向上させ、出産、子育て、介護さまざまなことに対応できるような職場の実現が会社には求められています。
私どもの零細企業も、今後の会社が安定的に成長するためには、そういった制度を整えて、実現できるようにしkていかなくてはいけない
とは思っているところです。
しかし、働き方改革とは、同時に休み方改革に他ならないと感じているところです。
会社がいくらそういった時間を確保しても、それが現実に、働く人の心と身体の充実や、家族とのコミュニケーションの充実につながらなければそれは片手落ちだなぁと思うのです。
会社は、仕事の中のことは、社員を就業規則やさまざまな諸規則で、コントロールはできますし、何より一人ひとりの生産性の向上をはかっていくよう指導をすることもできますし、そうしていかなくてはいけません。
一方、会社を離れれば、生活をどうすべきかということにまでは、口を挟み込むことはできません。
社員が家に帰り、例え、ひたすら寝ていたとしても、それをとがめることはできないのです。
ただ、企業は、そういう制度を整えた結果として、心と身体が充実し、仕事をする時間にはより一層の成果をあげてほしいと期待しています。
私は社員のみなさんには、できるだけ地域の活動に積極的にしていただくようお願いをしています。
この狭い地域ですから、一人ひとりは、地域の中でも重要な戦力、例えば道の草刈りとか、空き缶拾いなどのボランティア活動でも活躍を期待をされています。
そのために有給を使用することに異議を唱えたことは一度もないつもりです。地域で活躍していただくことは、本人の地域に対するプレゼンスが高まっていくことになり、本人自身が自信をもって地域でくことにつながりますし、それはひいては企業にとってもプラスにつながります。
地域活動だけで個人の趣味を極めることも重要でしょう。そういった活動の中から、さまざまなことを学んでいくことで、仕事にも活かされていくはずです。
そう考えると、社員一人ひとりも、よほど自覚をして、自分の時間をいかに有意義に使うかということを考えないと、多くの時間が単なる浪費するだけでは、ほんとうにもったいない話です。
子どもたちの夏休みも2週間というところになりましたが、この自由に使える時間をいかに有意義にできるかは人によって、全く異なります。
遊びでも勉強でも、スポーツでも、とにかく自分が一生懸命何かに打ち込めて、何かを得たなら最高だけれど、何にも得られるものがなかったとしたら、その人の次の人生は、まったく異なったものになっていくはずです。
なので、働き方改革とは、会社だけの問題ではなくて、私たち一人ひとりの生き方の問題なのだと私は思います。