日本国憲法22条第1項には、
『何人も、公共の福祉に反しない限り、居住、移転及び職業選択の自由を有する』
とされています。
だから、そこの場所から離れることに、何の制約も本来は受けないはずですが、人はそこの場所にこだわります。
私自身、自分の生まれ育ってきた場所に対して、愛着と言えば聞こえがいいけれど、執着して生きてきました。
科学的な根拠はあるのかないのか知りませんが、人が思いをこめていくと、その場所に、やはり精霊が宿るというのだと思います。
原子爆弾落下中心地碑
平和記念公園
を訪れました。
この場所は、誰一人として、こんな場所になることを望んだはずはないのだろうけど、一人ひとりの思いが重なってくると、特別な場所になってくるんですよね。
事実、この場所に入った瞬間に、空気が変わっていくことを肌で感じました。
思いをそこに注入していくと、そこは、特別な場所になるんですね。
そういう場所というのは、やはり魂が引き寄せられていくのでしょう。
だから、いくら、居住の自由が人に与えらいっても、なぜかそこを離れられないんでしょうね。