ちょっと気になって、日本の世界遺産登録を調べてみたのですが、現在20登録されているもののうち、16が文化系の遺産。
つまりは、人が何かを成し遂げた結果ということですね。
厳密にいえば、自然遺産も、そこを開発を避けて保護をしてきた人がいるから、自然遺産もある意味人が成し遂げた結果ということもいえるかと思います。
宗教施設、お城など、当時それを創建しようとした人たちは、別に世界遺産にしようとしたわけではなく、その建物にまつわる人の営みに価値あるものとして、次の時代に引き継いだ結果であるわけです。
だから、今私たちの生活も、そこに価値を見出して、引き継いでいったら500年後ぐらいには、世界遺産登録に価するものになっているかもしれないということです。
世界遺産登録
『ハチ北のスキー場と生活の営み』とか
『但馬牛小屋群』とか
『香美町の海と山の暮らし』とか
そんなことがおこることだってあるかもしれません。
自分たちの生き様が価値あるものとして、日々の暮らしを大切にすること。
昨日竹田城に行って積み上げられた石垣がそんなことを語ってくれていたような気がしました。