朝を迎えました。
やっぱり、希望を感じる朝、特にこうやって晴れた朝は最高な気分になります。
私の趣味というか、習慣にしていることがあって、遠征、出張、旅…新しい場所に出かけるときは、だいたいジョギングシューズと、ジャージを持参します。
今朝もちょっと早起きして、ホテルのまわりを散策してみました。っていうか、これが私の楽しみの一つ。
現地の人になりすまして、旅人目線ではなくて、住民目線でまちを感じるのが好きです。
日の出の時間が7時30分であることを知らず、ずいぶんと早起きしたもんだから、朝というより全然真っ暗でした。
ですが、街路樹や公園、そして住宅街…灯りがあるところは意識的なライトアップもされていて、素敵な場所なんだろうなーと感じました。
基本的に田舎が好きで、都市にはあまり興味はないけれど、やっぱりこうやって住民が快適に過ごせるようにつくりあげていく発想とかは、自分の職業柄興味があります。
観光地にしろ、住宅街にしろ、都市にしろ、農山村にしろ…
誰かが、その場所の未来を想って、マスタープランを描き、開発していくことが大事ですね。
なんの計画もなしに、無秩序に広がっていくと、やはり素敵な場所にはなっていかないような気がします。
その昔、まだ封建的な時代は、王様であったり、権力者が、ある意味力づくでもそこを統治していたのだろうと思いますが、あながちそういった強制力によって、町を統治していたことが秩序あるものにしたという一面もあったのかなーと思うと、決して歓迎すべきものではないかもしれないけれど、マチを形づくるうえにおいては、そういう歴史があったからこそ、古きよき街並みが残っているともいえます。
今は、住人によるコンセンサスなくしては、マチの開発などできないのですが、一人ひとりが高い見識をもち、優れたマスタープランをつくることで、魅力的なマチにしていくことになりますが、昔以上にそれをやるのは難しい時代になっているのかもしれません。
まずはサービスの充実が大事なのは言うまでもありませんが、それでもマチというハードも重要な要素であることは疑う余地がありません。
今は、広がる開発ではなくて、縮む社会の中で、開発していかなければいけませんから、素敵なマチをつくっていくのはこれまで以上に難しさを増しています。
マチに身を置きながら、ふとそんなことを考えるのでした。