
里山資本主義の要諦は、いわゆる貨幣経済以外のサブシステムをもつことで、これからの時代をしっかりの乗り切るということだと私は理解しています。
エネルギー、食料が自給できることによって、経済システムから解放され、もっと自由闊達に生きていける術を身につけることができます。
そういうものを自給できない人は、それをお金で買うという行為をしなくては手に入れなければいけない、だから働かなくてはいけない
ということです。
田舎の人は、そういったものに頼らなくても生きていけるという強みがあることを知っておく必要があります。
震災などがあると、そういう経済システムの中で生きている人は、とたんに生きるということに窮してしまいます。
度重なる地震に遭遇するたび、私たちは生きていくためのしなやかな処世術を身につけなくていけない…
そんなふうに思います。