OMOTENASHIは日本専売特許なのか? | ニシムラマサキのブログ 【株式会社 西村工務店 代表取締役】【 SASAYA・うづかの森 オーナー】

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どうすれば地域を『素敵』に変えられるのか、誇るべき田舎になるのか、そんなことばかり考えています。

『おもてなし』文化は、外国にはみられない日本独特のものだと、東京オリンピックの誘致スピーチで語っていましたが、果たしてそうなのか?

という疑問があります。


昔、新婚旅行で訪れたイタリアでお世話になったペッシーナ夫妻のところは、今でいうところの民泊だったのだと思うのですが、夕食を共にさせていただき、心あたたまる接遇にとても感動したことは今でもよく覚えています。


そして、先日訪れたマカオで、中国語のメニューを前に、まごまごしていると、日本語を勉強してらしたであろう現地の人が、

『何を注文されているんですか?』と声をかけてくれ、中国語を日本語に訳してくださって、ことなきを得ました。


確かに日本人は心優しい人が多いのは事実ですが、自分たちはそういう国民性なんだとおごっていると、東京オリンピックで目指すおもてなしの国ニッポンが実現しないのではと疑問に思います。


なぜなら、日本のさまざまな諸問題は少なからぬ、私達のエゴのぶつかりあいに起因することに少なくありません。


そんな日常があるのに、外国人が来たときだけ、いいように取り繕っても、やはり相手も人間、見透かされてしまうのだと思います。


だから、日本全体として、もっと心を高めていかないと、東京オリンピックで日本人が持つ最大の武器であるおもてなしの心を感じてもらえないんじゃないかと思うのです。


心を高めるというのは、とても難しいけれど、国全体で、そのことを本気で取り組む必要があるような気がします。