私が住む近くに八幡山公園というところがあり、そこに、7世紀ごろにつくられたといわれる古墳があります。
少なくともこの地域に1300年ぐらいは人が住んでいることがわかります。
どうも私達はさっかくしがちですが、歴史のある町って、なんとなく、京都だとか奈良だとかを想像していまうけど、この町だって十分歴史があるんですね。
うがった見方をすれば、平城京だとか、平安京だとか、当時首都機能を有していたから、目だって見えるだけだということです。
歴史のある町のもう一つの側面として、遣唐使とか、遣隋使とか、外国の文化を積極的にとりにって、そこを中心として開花し、波及して全国に広がっていったということもそう思わせる理由かもしれません。
近頃のトピックスで、明治の産業革命遺産群が世界遺産に登録されたというものだって、これもちょっと悪くいえば、150年前につくられたものを脚光浴びれるようにしただけです。
そう考えると、どこだって、世界遺産になる可能性はあるはずです。
自分たちのまちにある『人』、『自然』、『歴史が積み上げたもの』、『文化』そのようなものをどうシャッフルして、発信ができるのかということが大事なのであって、それぞれの地域には、それなりの素材があります。
自分たちがどうイマジネーションを働かせて未来をつくっていくのかということなのでしょう。