ビジネスをやっていて、お金儲けをするためにやっているわけですから、どうお金を残していくのかということは、とても大事です。
しかし、それ以上に大事だと思うのは、どうお金を使うか?だと思います。
会計的にビジネスをとらまえると、仕入れを安くし、高くで販売ができれば、すなわちそれが残るお金イコール利益ということになります。
しかし、仕入れというか、支出のないビジネスは絶対にありえません。人件費、物件費必ず、支出は発生する。
そして、仕入れを安く抑えることが、まずは利益確保の一歩ではありますが、お客様は、生み出される価値によって、商品なり、サービスを購入していただくわけですから、素材や原料にこだわったり、社員の価値を高めるために研修にお金をかけたりすることも必要なわけです。
そしてまた、原料や素材の仕入れにしても、そのモノがどれくらい地域に対する影響力を及ぼすのかということも考える必要があるでしょう。
同じものでも地元で入手する100円の素材、外国から輸入する90円の素材、単純に考えると、安い仕入れをということなりますが、100円が地元に影響を及ぼすことを考えたり、品質に違いがあれば、100円のものを買う選択もそれは絶対に必要なことです。
ビジネスを問わず、日常の買い物でも、家計の中で、いかに付加価値の高いお金の使い方ができるのか、お金を残す以上に一番重要なことなのかもしれません。