スポーツ競技で勝つために、最新のスポーツ理論があり、それに基づいた処方をして、メニューを組み、こなしていくということは必要だとは思いますが、やはり、昔ながらの根性論も必要だと私は思っています。
そして、大事なことは、自分で決断し、とことんやってみるということだと思います。
自分が高校生の頃、走り込みが大事だと誰かから教えてもらい、ひたすら走っていた記憶があります。
アルペンスキーの特性上、パワーを必要とするスポーツですから、ウエイトトレーニングやスピードを高めるようなトレーニングなどなど、いまとなっては、いろいろ練習のバリエーションもあるんでしょうが、教わる人もいなかったし、自分達で考えてやるしかなかったわけです。
ただ、自分なりのない知恵をしぼって、とにかく自分の限界に追い込んでみるという経験は、やはり土壇場では、大きな糧になっていたことは、間違いありません。
とにかくがむしゃらにやって、自分の限界に挑戦する…そういう経験はやはり一度はしないと人間は本当の成長は、できないのだと思います。