や別に、ベトナムと、白洲次郎氏に共通点や関連性があるわけではありません。
ずっと、放置されていた本をベトナムにて読破できました。
ただ、共通点はないのですが、ここ数日、私の中で、白洲次郎氏の自伝を読んで、またベトナムの雑踏の中で日本という国を考えてしまいました。
アジア特有の混沌したそ街。
ベトナム最大の経済都市は、800万人の人口がいるんだそうです。
一方で、東京が1000万、大阪が600万、人口規模ではさして変わらないでしょうが、やはり日本はマナーやルールを守り、そこに秩序が保たれています。
東日本大震災の混乱を極めたときでさえも、日本人は秩序を保ったことが、世界中の人々の賞賛を得たのは、周知の事実。
果たして、このベトナムという国でそういう秩序は保たれるのでしょうか?
そう考えた時に、やはり日本という国は、古来からの伝統文化を守りながら、高いアイデンティティをもった国なんだなーと改めて思うわけです。
ちょうど白洲次郎が生きたのは、終戦という時期。
ベトナム戦争があったのは、1960年代~1970年代ぐらいだそうですね。
共に暗い過去を背負いながら、復興していく道のりはさして変わらないであろうのに、やはり日本という国は、特別な精神文化をもった民族の集まりなんだろうと思います。
たまたま、読まれないままになっていた本を抱えて、アジアの国にやってきで、また自分の中でいろいろと考えさせられるチャンスをいただきました。