このまえの夏休み最後の日曜日
子供になんの夏休みの思い出も作ってあげられなかったので、最後の日曜日にはと思い、息子の要望を叶えてあげることしました。
本人曰く『冒険』がしたいとのこと。
あまりに漠然としすぎていたけれど、鉢伏山に登ってみました。
冬になれば、リフトで頂上に何の苦労もなく上がれるし、夏だって、8~9合目あたりまで、車で行くこともできますが、ここはあえて、家から頂上まで歩いて目指すことにしました。
息子もへこたれるかなと思ったけれど、けっこうタフで最後まで登りきりました。
私の原点は、やはりこの鉢伏山にあり、そこからさまざまな人生があったと本当にそう思っています。
兵庫県一高い山でもないし、リフトでもいけちゃう山でもあるけれど、やはり私にとっては特別な山なのです。
だから、あえて、こうやって歩いて、『山』を自分に刻みこむというのは、意味のあることで、9歳の息子が、また自分の胸に感覚を刻みこんでくれたというのはなによりうれしいことです。
歩く途中、道端に咲く可憐な山野草や、昆虫、まむし、碧玉と呼ばれる石などなど…。
やはり歩かないと見えないものもたくさんあります。
日々の暮らしもいつもと違う道、いつもと違う歩き方、そんなところにまた新たな発見があるんだと思います。