よく言われる昔話の中で、
『子どものときは、よく裏山で遊んだものです。でもいまは、こどもたちはテレビゲームばかりをして…。』
みたいな会話をよく聞きます。
確かに共感する部分は多いにあります。
しかし、いま現実的に、
たとえば、子どもが川で遊んで事故をすると、川に行くことができないように、柵をしなかったのかいろいろなところに責任が及びそれにびびってしまう社会が、子どもが遊べる状況を作れなくしているように思います。
大人はそういう遊びが、いろいろな学びがあることを知っているにもかかわらずです。
未成年にも、人格があり自己の責任があると思います。中学生でも小学生でもある程度は自分の命に対しての責任をとれなければいけないと思うのです。子どもが川で遊んで怪我をしてもその責任を行政や学校がとらなくては行けない責任はないと思うのです。
すべての行為は、まずは自分自身に責任があるのだということが必要ではないでしょうか。
子どもには自分自身でリスクを見極め、判断できるような大人になってほしい。
そのためには、幼少の頃から自己のリスクを自分でとらなくてはいけないトレーニングが必要ではないかと思います。
可愛い子には旅をさせろ…。昔から言われてきた言葉です。この言葉の意味は、自己が責任をとれるようにある程度のリスクを追わせなくてならないという意味が含まれていると思います。