とは、昔から言われる格言ですが、最近本当にそのことを実感します。
もちろん、一見とはいっても、その見方は人それぞれ感受性が違うので、ずいぶんとずっしりと感じることとそうでないことといろいろあるとはおもいます。
それでもやはり得られる情報はまったく違うなーとあらためて実感しています。
過去にこんなことがありました。
最近、海外にも久しくでかけていないのですが、以前韓国に行ったときに、ちょうどそのころ、学生のデモかなんかで大統領府を取り囲むということが、メディアでとりあげられていました。ちょっと身構えて現地に行ったのですが、確かに学生が取り囲んではいましたが、それは広いソウル市内でも一角にすぎず、そして学生デモの近くまで行きましたが、そんな殺気だった雰囲気もありませんでした。
テレビなんかで、ああいう報道をされるとつい全体がそのような錯覚を起こしてしまいますが、自分の目で確かめるとずいぶんと違うことに気づきますし、またそこから膨らむいろいろなイメージというものもあります。
なので、やはり現場に行って、自分の目でその状況を確かめるということには大きな意味があるなと思いました。そして、やはり時間や労力を要して行っただけの価値はでてくるんだと思います。
遠いという感覚、これも地図の上で測ればその距離はだいたい分かるので、概念としての距離は理解できます。しかし、実際にそこまで足を運び、労力を要した体験で感じる遠さというのはもっとリアリティがあるし、ただ遠いだけの感覚とは違う別の思い、例えば昔はこのへんの人たちはどんなふうにして移動していたのかといか、もっと縮めるためにこんなことができるんじゃないかとかいろいろな想像がまた膨らんできて、そのとおさを知るという感覚でもずいぶんと違ったものがでてくるものです。
そのあたりが、やはりそれを直接見た人とそうでない人の差になってくるんだろうと思います。なのでしっかりとタイムマネジメントした上で、百聞は一見にしかずをとにかく実践していきたいと思います。