
小説を読んでると音が聞こえる時があるんです。
初めて音が聞こえたのは
梶山季之さんの『赤いダイヤ』です。
今の証券取引所はコンピューター化されて静かなものですが、
昔の場立が手振りで売り買いしているときは”ウォンウォンウォン”って唸りのような音がしてました。
取引所の理事長として、売り方に有利なルール変更を繰り返し、
その一方的なルール変更に怒った買い方相場師たちの抗議を受けて辞任に追い込まれる松辰。
小豆相場を巡って森源と松辰が最後の勝負をします。
その
抗議⇒辞任⇒最後の相場戦
を読み進める中で感じた”ウォンウォンウォン”という唸り。
その他には
司馬遼太郎さんの『坂の上の雲』です。
バルチック艦隊を迎え撃つ日本海軍
蒸気機関の”グォングォン”という音が聞こえます。
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そんな私が最高にオススメする一冊は
ゲッツ板谷さんの『板谷バカ三代』です。
是非です!!
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