この前ね、TV観ながら言うわけですよ。チビが。
「オムライスだねぇ、わぁ、おいしそう~」って。
あれ?なんか私の心の奥深くがざわついてきた。
君、2歳の誕生日、オムライス完全否定したよね?【涙の参照記事】
正直、オムライス作るの面倒くさい感が漂いまして、
ここは是非オレンジ色のチキンライスだけで勘弁してくれ、と。
ユト 「チビさー、2歳の誕生日に作ったけど食べなかったじゃん。」
チビ 「でも今は大きくなったから食べれるの!おいしいの!絶対食べるの!」
そこまで断言するか、と。
じゃぁ、頑張ってみようか、と。
私の持ちうる全ての料理技術を総動員して、再度ここに
封印していたオムライスを作り上げてみせようじゃないか、と。(大げさです)
で、何とか形にしまして、いざチビとオムライスのご対面になったわけでして。
若干不安げな気分でチビとオムライスの様子を伺ってたんですが、
あっさりとスプーンで真ん中をエグり、「おいしい!」と。
おお、これはイケたな、と。
これは報われたな、と。
ああ、2年弱の歳月たるや、なんと素晴らしきかな、と。
・・・・・・・あれ?ちょ、待って。
なんか土木作業員と見まがうくらいオムライス掘削してるんですけど。
その手に持ってんのスプーンだよね?あれ?ツルハシ?ってなくらい、
オムライス掘削してるんですけど。
オイシイオイシイ言いながらね、どんどんライス部分だけエグってる。
うぉぉぉっ!
やっぱ周りの卵食わないんじゃないか!とか、
前回の二の舞だったよ!とか、それ包むの面倒臭かったのに!とか、
これ、台風だったら何ヘクトパスカルよ?みたいな暴風雨バリの思いが、
胸中で渦巻いたわけなんですよムキーッ!!
ユト 「卵食べないんだったらオムライスじゃないじゃん!
こうやって卵と一緒に食べるからおいしいのにっ…!
だったらチャーハンだけでよかったじゃん!
包むの大変なのにお母さん一生懸命チビのために作ったのに!
もういいよ!卵剥がして食べればいいじゃん!もう作らないもん!!」
と、気付いたら全身全霊で訴えてました。(かなりマジで)
だってほんとにガッカリしたんだもん。(大人げないけど)
ああ、せっかくの楽しい時間になっただろう食卓に、
不穏な空気が漂いだしまして、ちょっとションボリ俯いたチビを見ながら、
可哀そうに、また泣かしちゃうんだなぁ、と溜息をついた刹那。
チビ 「うん!そっか!そうだね!あ、おいしい!!卵と一緒だとおいしいよ!
お母さん!おいしいね!お母さんのオムライスおいしいわー!」
うん、三歳児に気ぃ使われた。
ユト 「いいよ…無理して食べなくても…(←素直じゃない)」
チビ 「オムライスおいしい~お母さんも梅酒おいしい?乾杯しよ!」
ユト 「うん、乾杯しよっか。テヘ。」
てなわけで仲直りの乾杯をしつつ、
「ごめんねー、せっかく作ったのに!って思ったらお母さん頭にきちゃってさ~。」
「さっき中のチャーハンだけ食べようとしてごめんね~」
と、お互い反省しつつ、ペケポン面白いねぇ、と、
無事楽しい食卓を過ごすことができました。
いやはや、もっと大人にならないといけないよねー、なんて反省しつつも、
チビの新たな一面を発見してちょっと驚きつつも嬉しく思う出来事でしたよ。
いやー、日々精進ですなー。