恐らく母乳育児をしてる人が一度は考えると思うんですが。
卒乳 VS 断乳
チビを出産してから母乳&ミルクの混合だったんですが、
離乳食を開始した5ヶ月頃から徐々にミルクが少なくなり、
3回食が始まる頃には寝る前の200ccのミルクのみになりました。
でー、乳の出番はというと、
「何か吸いたい」「暇だから吸いたい」「口淋しいから吸いたい」
「甘えたいから吸いたい」「寝るから吸いたい(昼夜問わず)」
っつー感じになってるんですよね。
意外と出番多いんじゃね?とか思ったり思わなかったり。
でもさ、メッチャ乳ったら頑張ってる。
「若いもんにゃ、まだまだ負けへんでー」みたいなプロ意識、漂いまくってる。
そんな乳の頑張りを応援すべく、今日もポロリしながら授乳する、
ユトさんの脳裏をかすめるのが「卒乳」と「断乳」の2つの単語。
ネットの波間を徘徊して見かけるのが、
「朝まで寝てくれるようになった」とか、
「アルコール解禁した」とか、「アルコール解禁した」とか、
「アルコール解禁した」とか。(そこかよ)
まだあるよ。
夜、ブッ通しで眠れるんだよな。
ビールもグビーッと飲めるんだよな。
カフェインレスじゃない美味しいコーヒー飲めるんだよな。
七味もキムチもカレーもバッチこーい!なんだよな。
ああ…何て魅力的な「断乳」の結末。
グラリ、と揺らめくわけですよ。
チビも1歳1ヶ月。
でもね。
踏み切れずにいるの。
あらゆる気持ちの、ズーッと根底にある部分で、
どうにも「断乳」に踏み切れない気持ちがあるのです。
仮にチビの人生が80年だとして、
そのわずか数年間の授乳という時期。
やめたらもう二度と、チビに授乳することはなく。
そう、文字通りの乳離れ。
当たり前にしてた授乳という行為が、
チビにとって、というよりも、自分にとって、
実は物凄く大切な行為だったわけ。
ただシャブりたいだけでオッパイに吸いついて、
満足げに上目使いで私を見つめるチビを見下ろしながら、
いろんなこと考えてる自分がいるんですよ。
ああ、こんなに大きくなったんだな、とか、
大好きだなぁ、とか、私の事好きかなぁ、とか。
たまに感じちゃうイラつきとか、しんどさとかが、
腕から伝わる温かさやら重さやら何やらで、
フ、とすべてが清算されるんですよね。
よく、授乳は赤ちゃんの精神安定剤って言うけど、
ある意味、私にとっても精神安定剤になってた。
でね、やっぱね、無理。
今の私には無理。
どうしても、気持ちにフンギリつけられない。
オッパイに依存してるのは、きっと、
チビよりも私の方かもしれない。
心のどこかで「オッパイを必要=私を必要」みたいな図式が成り立ってて、
オッパイが終わった時、誰でも私の代わりになれるんじゃないか、って
思ってる自分が、実は、いる。
実際そんなこと、無いんだろうけど、ね。(あったらヘコむし)(地下3mくらい)
でね、とにかく決めました。
周りは気にせず、「断乳」ではなく、「卒乳」を選ぼう、って。
この人が、フィッと飲まなくなるその日まで任せよう、って。
確かにブッ通しで寝たいのは正直な気持ちだけど、
ビール飲みたいのも正直な気持ちだけど、(おい)
どうしても体がしんどい訳でもないし、
精神的にもマイッテル訳でもないし、
働く予定もないしで、断乳しなければならない理由が、
私には、無い。
だから、チビのペースに委ねようと思います。
もしかしたらチビは、
明日にでもフィっと卒乳してしまうかもしれないし、
来年もオッパイ吸ってるかもしれない。
でも、どのみち、いつかやってくる「卒乳」という日を迎えるまで、
オッパイ、あげ続けようと決めました。
1年という節目にこういう事を考えるのって、
もうすぐ乳離れが近付いている、って、
私の中の「動物の本能」の部分が、
感じてるのかもしれないよね。
そう遠くない日に訪れるだろう乳離れに、
母親が徐々に覚悟を決められるように。
なーんて、チビ、小学校上がっても
乳にへばりついてたらどうしようね。(ウケる)(ウケてる場合じゃない)