釣査レポート 〜宮古島遠征③〜 | ツワモノどもが夢の跡

ツワモノどもが夢の跡

釣り人兼登山ダイエッター

釣果的には寂しい結果となってしまった今回の遠征ですが、プカラス号の新城船長から宮古島GTフィッシングのテクニックや考え方等、沢山のことを教えていただきました。


「同じコースは投げるな」

・今回のように風が強くキャストできる範囲が狭い場合は仕方ないが、一流し毎に扇状にルアーを打って、同じコースには投げない。上手なアングラーはフィールドの状況(根など)を見ながら計算してルアーを投げている。

・ルアーアクションは数パターン研究すべき。特に「止め」は重要。GTはユラユラ〜っとルアーに付いていき、ルアーが止まったところで「ドカンッ」と食い付く。ヒラマサなどの青物のようなアクションではダメ。我慢してルアーを止めるべし!


「ナブラ打ちを極めろ」

・ナブラに近付くため、船は絵のように流していく。水面に見えてるナブラの下には、もっと沢山のベイトがいるので、飛距離を出してナブラの中にルアーを打つべし!

・ルアーを打つとベイトが驚いて一瞬散る。そこにルアーをユラユラ通し、GTにアピール。乗合船では気が引けるかもしれないが、チャーター船なのだから、バンバンナブラの中にルアーを打ってOK!


「GTはここにいる」

・GTはナブラの周りに付いているため、ナブラの中を打って出なければ、ナブラの周りにルアーを打ってみる。補食が下手くそな魚なので、早引きは禁物。

・ナブラ周辺から出でくるルアーにリアクションバイトすることも多いので、扇状に何回もルアーを投げてバイトを誘うべし!



「サンゴ礁は危機的状況」

・見えるのはサンゴ礁ではなく、サンゴが死んで白化してしまった「岩」。環境のサイクルに変化が生じ、台風がこれまで到来していた時期に来ないなど、海水温が上昇してしまったことが大きな原因とのこと。

・サンゴが無くなれば、サンゴを棲家とする小型魚が居なくなる→小型魚を狙っていた中型魚も居なくなる→中型魚を狙っていた大型魚も居なくなるという、負のサイクルが成立してしまっており、回復には5年はかかるのではないかとのこと。


リーフのライトゲームは入れ食いというイメージがありましたが、今後は難しい時期に突入する模様です・・・これまでリーフのエッジに姿を見せていたGTにも与える影響は大きいのでしょうね。

新城船長、貴重なお話をありがとうございました!