今日から1週間、『全国学校給食週間』です。
「全ての日本人に給食の思い出がある」
誰かが言った名言ではありませんが、誰もがそう思うでしょ?
・朝から待ち遠しく感じた大好きなメニュー
・食べ残して居残りさせられた放課後
・休んだ生徒の分を競い合ったじゃんけん
・こぼした牛乳を拭いた雑巾が発する翌日の臭い
・机の奥から突然見つかったカビだらけのコッペパン
・給食でしか見たことがない背割れスプーン
・
道産子の皆さんなら共感してくれる限定ネタです。
北海道限定の「給食あるある」
①石炭ストーブの上の蒸発皿にビン牛乳を入れて温める
昭和40年代、北海道の多くの学校の暖房器具は石炭ストーブ。
北海道文化放送のHPから拝借です。
学校のストーブはもう二回り大きかったかな。
排煙用の煙突が立ち、蒸発皿が置かれます。
石炭庫から石炭を教室に運ぶのが日直の役目でした。
石炭のパワーは素晴らしく教室中が温まりましたが、ストーブに近い生徒は熱帯地方の暑さで大変でしたよ。
給食時間、お腹の弱い生徒たちが真っ先に行ったのがビン牛乳をストーブ上の蒸発皿に入れて温めること。
「蒸発皿」と言いつつも皿ではなく写真のような金属のたらい。
入れた水が沸騰して加湿器の役割をしていました。
そして、現在牛乳は四角い紙パックが主流ですが、その前は三角紙パック、さらにその前はビンが主流でした。
紙の蓋を外す際に力加減を誤ると蓋ごと指を牛乳の中に突っ込んでしまったり。
Chu-tarouは暖かい牛乳が嫌いだったので行いませんでしたが、美味しそうにホットミルクを飲む同級生の笑顔を覚えています。
良い事ばかりではなく、時々悲劇が起きました。
冷たいビンを蒸発皿に入れた瞬間、ビンが割れて牛乳がお湯の中に・・・。その日、牛乳を飲めない生徒の悲しい顔・・・。
②謎のメニュー「クローヨー」
「クローヨー」、何だと思いますか?
給食献立表に書かれていた主食のおかずの名前。
当時は外国の料理名であることを薄々認識していましたが、どこの国の料理なのか全く興味がありませんでした。
大人になり給食の事が話題になった時、突然思いだしたのが「クローヨー」のこと。その料理名を挙げてみたら誰一人として知らないと。
もしかして北海道限定のおかずか?
確かに、給食以外で「クローヨー」という料理を聞いたことが無い。
調べました。
「クローヨー」は・・・これ!
「酢豚」です。
中国では「古老肉( 咕咾肉 )」という料理。
その読み方が「クーラオロウ」。
なるほど、クローヨーに音の響きが近い。
何故、北海道では敢えて中国語の発音式でメニューに書いていたのかは謎です。「酢豚」でもよかったと思うのですが。
ほかにも給食の思い出はありますよ。
大好きなメニュー、大嫌いなメニューとか。
でも終わらなくなりそうなのでこれにて終了にいたします。
続きは来年の今日の記事で。