26年前の今日の出来事の記憶が呼び起こされます。
阪神・淡路大震災の犠牲者の方々に合掌。
ひと月後、たまたま出張で神戸を訪れた時に見た倒壊した建物に衝撃を受けました。
まさか、その15年後に同じ光景を目の当たりにするとは思いもしませんでしたが。
今日は社中の初釜。
中止という選択肢もあったようですが、最も大切な行事なので、
コロナ対策をしっかり行って開催。
三密を避けるために、時間差で開始。
お軸は新春らしく『松寿千年翠』
その周りには「結び柳」
香合は干支の丑。
茶花はユリが色鮮やかですね。
蕾が膨らんでいる枝は「啓翁桜」。間もなく開花することでしょう。
2~3人ずつが茶室に入り、間隔を開けて弁当形式の懐石をいただきます。
美味しかった!
懐石料理を知り尽くしている料理人が作っているだけあります。
初釜恒例のお菓子「花びら餅」をいただきます。
昨年中止になった茶会で使う予定だった茶道具の名品を供してくれました。
楽茶碗、江戸時代に作られた「住吉蒔絵」の棗、大徳寺管長が作られた茶杓などなど。
「三友棚」
久々に三友棚が登場し、先生の指導の下で濃茶を点て、自ら服しました。苦みが少なく甘ささえ感じる八女茶、美味しかった。
何とか開催できた初釜。
節目というのは何事においても大事なことです。
気持ちを新たに今年も茶道に邁進するつもりです。