僕からの波紋、あなたからの波紋 | 空飛ぶコーチ奮闘記 (仮)

空飛ぶコーチ奮闘記 (仮)

航空会社でCabin Service Supervisorとして、西へ東へ北へ南へと駆ける生活の一方で、
(財)生涯学習開発財団認定コーチとして活動するロンドン在住18年目の空飛ぶコーチのブログ

本日も、空飛ぶコーチ奮闘記にご搭乗頂き誠にありがとうございます


皆様、ご無沙汰しております。

震災から3週間が経ちました。

いかがお過ごしでいらっしゃいますか?



ロンドンに住んでいる自分にとって、実際の被害を受けていないものの、
遠くはなれた母国で起こった地震に対し、何もできない自分が歯がゆく、
地震の直後は何ともいえない、悶々とした気持ちを抱えていました。


しかし、よく最近テレビで流れているセリフ、「自分のできることから始めよう」ってやつですかね。
そう思って、先々週と先週はロンドンの街角で、募金活動を友人と行いました。


募金を集めるということも目的でしたが、僕的にはもう一つ、
ロンドンのみんなに地震のことを忘れてもらいたくない、
関心を持ち続けてほしいという気持ちもありました。


以前、「愛」の反対語は「無関心」だという文章を読んだことがあります。


ロンドンは今、リビアの件などもあり、日本の地震に関しては、
原発関係のニュース以外は大分とトーンダウンしてきてきました。
(元々最初から、津波の件よりも原発に関するニュースのボリュームが多く、
日本とイギリスの報道の温度差はありましたが、、、)

それ自体、当たり前の流れで、そのことについて何か言うつもりはありません。
時代は流れており、情報は常に新しいものが古いものを塗り替えていくものですしね、、、。

けど、だからこそ、僕は今回の地震に関するあらゆる情報を
発信し続けることが大切だと感じています。

被災地の現状とともに、同時に日本がどれだけ復興に向けて進んでいるのかということも、
同時に伝えて行きたいなぁと思っています。  


おかげさまで、募金活動にはたくさんの方が賛同してくれました。


小学生くらいの子供が、自ら自分の財布から、なけなしの1ポンドを入れてくれたり、

全く見ず知らずの方なのに、「あなたの家族は大丈夫なの??」と、
自分のことのように僕の家族を心配してくれる人、

家族連れで、お父さんが募金しているのをみて、自分の財布を出して募金してくれた小さな子供たち、

見た目はちょっとイカツイ感じの兄ちゃんが、
「心から心配してる。がんばれよ。」と、10ポンド入れてくれたり、、、



今回の募金活動で、本当に、本当に、人間っていいな、っていうか、
心が熱くなるというか、
人は助け合って生きているんだな、ということを体感することができました。


この僕が受けた皆さんの思いを、被災された方々へお送りしたいという気持ちでいっぱいでした。



僕が被災者の方々のお役に立てることは、限られていると感じています。


僕が今出来ること。


それは、まず僕がハッピーでいること。 

このハッピーというのは、ただ単に楽しい気持ちとか、楽しくなることをやるということではなく、
自分のことを知り、自分らしく生きていくこと
自分のできること、やりたいことを知っており、
 自分の持っているものを活かし、社会と関わっていくこと
」だと考えています。


ネガティブな気持ちで、暗いところをフォーカスするのではなく、
良いエネルギーで満たされた自分で、進んで行動することで
状況を自分の望む状態に変えていける五味でいたい。


そういったポジティブな気持ち、思い、エネルギーは、周りに伝わっていきます。
まるで、水面に落ちた波紋のように。


そしてその波紋は、必ず被災された方々のところへも届いていくんだ。 
僕は強く確信しています。


そしてその波紋は、日本全体、そして地球全体を包みます。
僕からの波紋、あなたからの波紋。 


自分らしく生きることが、世界を愛で包む。
僕は強く、強く、そう確信しています。




次回は、このような、人間らしいというか、人間味あふれるポイント、
僕は「人間力」と勝手に読んでいますが、それについて書かせていただきたいと思います。




本日のご登場誠にありがとうございました。またのご登場をお待ち致しております。