2011年最初に公開された作品ってことである意味期待。でも不安な作品。
なぜ不安かってぇと、監督が「サブウェイ123(10)」のトニー・スコットだから。


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(C) 2010 TWENTIETH CENTURY FOX



いや言い過ぎかもしれんが、あの映画は単発で見たとしてもトニー・スコットブランドとしては弱かった。しかも新作も鉄道モノになるってどういうこと?


あと 外れ映画が少ないデンゼル・ワシントンもここ数年は微妙な作品も多くてねぇ…ってことなんだが…


ストーリー:操車場に停車中の最新式貨物列車777号が、整備ミスによって走り出す。大量の化学薬品とディーゼル燃料を搭載した777号を止めるべく、鉄道会社と警察は手を尽くすが、列車はさらに加速していく。事態を察知したベテラン機関士フランク(デンゼル・ワシントン)は、この日初めてコンビを組んだウィル(クリス・パイン)と共に、決死の覚悟で暴走列車に立ち向かう。
シネマトゥデイより
http://www.cinematoday.jp/movie/T0009389


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(C) 2010 TWENTIETH CENTURY FOX



ごめんなさい、トニー・スコット監督!
おらあ やっぱりあなたの作品を見続けることにします!
って感じの映画(w




いやぁ よかった 面白かった
楽しかったし、ドキドキした!



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(C) 2010 TWENTIETH CENTURY FOX


2001年に実際におきた事件をもとにしているのもあって、結果が判っているだけにどうなるかと思っていたのだが、迫力というか緊迫感があった。



もっとも、テレビ番組で再現ドラマがあったらしくて、そちらもかなり面白かったらしいのだが、やっぱり映画だね。

でもデンゼル・ワシントンもよかったのはガチとして、クリス・パインが良かったなぁ。


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(C) 2010 TWENTIETH CENTURY FOX


「スター・トレック(09)」のときに大型新人的な登場してきた彼だが、今作でも存在感ばっちり。恵まれた環境で生きてきた新人車掌をうまく演じている。


とにかく1時間39分。結構楽しく見られる映画ってことでオススメです。

深い部分はないのであしからず

80点

ロビン・フッドといえば、伝説の義賊。そりゃぁかっこ良くて、マリアン姫も惚れちゃうカッコイイ男ってイメージさ。
これはケビン・コスナーの「ロビン・フッド(89)」のイメージなんだけどね。


映画感想つれづれ日記-robin02

(C) 2010 Universal Studios. ALL RIGHTS RESERVED.




こんどはリドリー・スコット監督が映画にするってんだから、どうなるか期待しちゃうわけよ。

なんせ前作の「ワールド・オブ・ライズ(08)」がとてもとても良かったので、期待するよ。

ぜったい、「ワールド・オブ・ライズ」は見たほうがいい作品の一つ。

で、今作はどうなっているかというと…


映画感想つれづれ日記-robin04

(C) 2010 Universal Studios. ALL RIGHTS RESERVED.


ストーリー:12世紀末、ロビン(ラッセル・クロウ)は十字軍の兵士としてフランスでの戦闘に加わっていた。

ある日、イングランドの騎士ロバートの暗殺現場に居合わせた彼はその遺言を受け、ロバートの父(マックス・フォン・シドー)に遺品の剣を届けると約束する。やがてノッティンガムの地を踏んだロビンは、ロバートの身代わり役を頼まれ……。
シネマトゥデイより
http://www.cinematoday.jp/movie/T0008856






実際、この映画史実を知っていれば知っているほど変更している部分が気になって気になって仕方ない映画(w


リチャード王が戦死しちゃったり、ジョンのマグナカルタの提案を承認したりするところ、フランスとの戦争も含めてだけど、歴史好きが見たらイベントも時間軸も無視しているのでツッコミどころ満載ってことになる。


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(C) 2010 Universal Studios. ALL RIGHTS RESERVED.


それをオミットしたら「イギリスバンザイ!フランスやっつけたぜベイベー」って映画になって非常に分かりやすい(w


でも、アッコン攻防戦の虐殺とかを見せるのは歴史に準じていたりしてけっこうこんがらがったなぁ



とにかく合戦シーンが「グラディエーター」野戦版になっているので、肉弾戦が苦手な人にはちょいと厳しいかもしれないねぇ





ただ出ている俳優が演技がうまいからさあ
見入っちゃうんだよねぇ

脳みそを空っぽにしてみるには話が難しいというか、セリフ回しが周りくどいところがあるんで、見逃すかもしれない。



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(C) 2010 Universal Studios. ALL RIGHTS RESERVED.


吹替版なら気楽に見えるかもしれんね。


80点


ただ、義賊ってイメージがあったロビン・フッドをここまで大胆にアレンジした部分は面白いかもしれんね。
ただ、この明るい画面でアーサー王伝説をつくっていたらどうなんだろうなぁって勝手な妄想が働いてしまったのは、映画に集中出来ていなかったからだろうなぁ。














ぶっちゃけいって、2011年度で5本の指に入る映画 と言っても過言ではない良作。
(このサイトでは、2011年度は2010年12月~2011年11月公開作を言います。2010年度は、2009年12月~2010年11月公開作品)


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(C) 2010「最後の忠臣蔵 」製作委員会


もっとも、この後に「ソーシャル・ネットワーク」をはじめとする期待する作品が多分にあるんですが、5本の指に入るだろうな。


ストーリー:忠臣蔵として有名な赤穂浪士の吉良邸討ち入りでは46人が主君に殉じ切腹するが、二人の男が生き残った。討ち入り前日に逃亡した瀬尾孫左衛門(役所広司 )と、討ち入りを後世に伝えるため逃がされた寺坂吉右衛門(佐藤浩市)。正反対の運命を背負う二人が16年ぶりに再会。瀬尾はなぜ討ち入りから逃げたのか、寺坂は元同志が抱えてきた秘密を知る。
シネマトゥデイより
http://www.cinematoday.jp/movie/T0008437


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(C) 2010「最後の忠臣蔵」製作委員会


とにかく役所広司のストイックな生き方に、男としてホレこむ1本。あそこまで忠義に厚く生きる 姿は観ていて胸が熱くなる。

忠臣蔵は、日本の任侠劇として知られる物語だが、史実では謎が多く残っている。それが、この作品の主人公である瀬尾孫左衛門(せお まござえもん)の討ち入り前日の疾走であり、47人の刺客といわれた赤穂浪士の討ち入りに参加しながらも、泉岳寺へ引き上げるまでに姿を消した寺坂吉右衛門(てらさか きちえもん)の存在。

特に寺坂吉右衛門は、徳川幕府に逮捕されることもなく83歳の障害を閉じている。

で、瀬尾孫左衛門は討ち入り前日に消えてから姿を見たものはなく、消息不明となっているのが実情。

この謎のパズル もふくめて見事に完成させているのが、この「最後の忠臣蔵」といえる。




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(C) 2010「最後の忠臣蔵」製作委員会

2時間10分を超える映画ながら、時間を全くと言っていいほどkなじさせない見事な編集。当時の暮らしを思わせる暗いなかの演技。そしてその暗さが違和感なく映しだされたカメラ ワークと照明。

全てにおいて見事!というしかない1本。

同時期にCGの完成形ともいえる「トロン レガシー 」も公開されているが、まったくベクトルが違うがゆえにこちらのほうが個人的に「★三つ!!」と言いたくなる作品だ。



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(C) 2010「最後の忠臣蔵」製作委員会

あと、なんといっても最後の嫁入りシーンの演出はDNAから涙があふれると行ってもいいだろう。
感動させる音楽 がわざとらしく流れるわけでもなく、セリフがクサイわけでもない。
ただ、過去を詫び、許す
それだけのシーンなんだが、男泣きするところなんだな。

どんどん公開時間が減っているが、ぜひとも見てもらいた作品。


95点

そうそう、桜庭ななみが出演しているのも期待半分、不安半分。
カワイイんだけど、演技がなぁ…とおもっていたら、意外や意外。
けっこう良かった(w





もう、予告編の段階から、ベッタベタの難病涙頂戴系映画ってのがバレバレな展開。
この手の映画が好きな人なら良いかもしれんが、こういった話ってどうしてもチープに見えてしまうのが残念なところ。


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(C) 2010「君が踊る、夏」製作委員会


また、もうすぐ公開の「おにいちゃんの花火」と被っている部分があって、どうにもこうにも気乗りのしないままの映画鑑賞となる(なら観るなよ!ってツッコミはなしね)



<img src="/_images/blog/_663/cinema-go/kimito01.jpg" width="360" height="264" border="0" align="" alt="kimito01.jpg" />
(C) 2010「君が踊る、夏」製作委員会


ストーリー:カメラマンを目指して東京でアシスタントとして働く新平(溝端淳平)は、母が入院した知らせを受けて5年ぶりに帰郷する。病院で高校時代の恋人・香織(木南晴夏)や、その妹で難病を患っているさくら(大森絢音)と再会した新平は、さくらと一緒によさこい祭りで踊る約束を思い出し、旧友たちと共に踊ることを決意する。
シネマトゥデイより
http://www.cinematoday.jp/movie/T0008807


木南晴夏がカワイイなぁっておもっていたら、この娘って、「20世紀少年」で小泉役をしてた美少女じゃん!(w

<img src="/_images/blog/_663/cinema-go/kimito04-7fd8e.jpg" width="360" height="264" border="0" align="" alt="kimito04.jpg" />
(C) 2010「君が踊る、夏」製作委員会




さてさて、物語もベタベタで なんのフォローもしようがないところがなぁ

実話をベースにして実話を大切にしているからこそ、変に手を加えていないからこうなるのかもしれないなぁ

この手の話って、日本人がするとどうしても呆れる流れになるのだが、この映画は結構スマートに見られるので、普通の青春映画としても見られるかもしれないなぁ


<img src="/_images/blog/_663/cinema-go/kimito02.jpg" width="360" height="264" border="0" align="" alt="kimito02.jpg" />
(C) 2010「君が踊る、夏」製作委員会


ただ、東京に行かない、行くのなかで、妹が難病になって看病するから、東京行かないなんてことは、普通だったら伝えるだろうなぁ

って軽いツッコミを入れたくなるのは仕方ないところか?


まぁ ヤキモチをやくところはリアルだけどねぇ


可もなく不可もなく、スタンダードな日本映画っていってしまえばそこまでだけど、テレビドラマよりもしっかりと丁寧につくりこまれているので、上質な映画を見たい人にはオススメの作品。


よさこい祭りのシーンはバッチリ迫力があるんで、見て損はないけど阿波踊りがある徳島県民からするとどうなんだろうなぁ


もっとも、阿波踊りなんて見たことがない俺が言えるわけでもないけどねぇ(w


75点


前作から3年。「4」になって大きく変わったのは、なんといっても3D対応になったってことか…。
それよりも、最後の最後にどんでん返し的なキャラクターが登場してびっくらこいたわ。
でも、あれのキャラクターがまさか彼女って分かる人って少ないんじゃないのだろうか?
 
あまりにも変わりすぎてて惜しいなぁって感じもする。
 
 






映画的には本家のゲームが未だに「5」で止まってしまっているので、いかんせん完全にオリジナルな展開にせざるを得ない感じが否めない。
 
ただ、今回は「アバター(09)」で使われた3Dカメラをそのまま使ったおかげで無理な3D映像ではなくなっているのがポイント。ものすごく3D感がでててとても迫力ある映像がところどころインサートされている。ただ、カメラワークなどが無理やり3Dっぽさをだそうとしているのが残念なところ。
 
 





ストーリー:ウイルス感染のまん延で世界は荒廃し、人間は滅びつつあった。そんな中、生き残りの人間を探して世界中を旅するアリス(ミラ・ジョヴォヴィッチ)は、ロサンゼルスの刑務所に隠れて生き残る人間たちを見つける。彼らを刑務所から脱出させるため、アリスはアンデッドとの闘いに挑む。
シネマトゥデイより
http://www.cinematoday.jp/movie/T0008465
 
 
オープニングで中島美嘉がアンデッドになってしまうところがあるんだけど、このときの中島美嘉がイイオンナなんだわ。
あの変なメイクのPVの中島美嘉からは想像もできないくらいイイオンナ(w
 
 







それはさておき
 
全体的に物語りは大味で、ツッコミどころ満載。
これはどうすんべ!?と思ってたらそのまま終わってしまうんだもんなぁ。
3D映画がまだまだ珍しいからそれで客は呼べるかもしれんが、物語だけで見ればB旧映画も真っ青なお手軽展開。
 
死んだと思っていたキャラクターも生きてたり、生き残っていた仲間が消えていく展開もスタンダードというかベタベタ。演出もベタ演出なので、BGMとSEで「キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!」ってなもんだもんなぁ
 
あと、アクションシーンがいまいち見ていて楽しくない。
最近のアクションシーンがすごすぎるのか、マトリックスをDVDで50回以上見てしまっているせいか、ミラ・ジョヴォヴィッチのアクションも、クレア・レッドフィールド役のアリ・ラーターのアクションも見たことがある感じがして、ドキドキしなかった。
 
 






いやミラ・ジョヴォヴィッチのアリスの強さが弱まった分、アリ・ラーターのクレアのカッコよさが際立ってたなぁ
 
シャワー室の戦いなんてその最たるものでさ、アリ・ラーターがカッコいい女なんだわ(w
 
それよりも、前作の「バイオハザード3(07)」にも登場したKマート役のスペンサー・ロックが可愛く成長してて、今後に期待!
この子は美人女優へまっしぐらだね。
 
 
とりあえず、残り2本くらいは作られるであろう「バイオハザード・シリーズ」だけど、ミラ・ジョヴォヴィッチが出演するとかしないとかでもめているし、その一方で「バイオハザード・ビギンズ」なんてリブートシリーズも企画されるなどしてるんで、どうなるかは全くの未定。
さてさてどうなることやら
 
 
75点
 
何も考えずにアクション映画としてみるなら 
80点
 
淀川長治が映画についてコメントしてた「日曜洋画劇場」で、まるで映画館で上映された可能用にオン・エアーされていた「特攻野郎Aチーム」が本当に映画化(w




昔はテレビ放送されるたびにワクワクしてみていたものだが、なんといってもどれだけ爆発しても、銃を撃っても人が死なないのがポイント。だから安心して親も見せてくれてたんだろうなぁ。
あとは、コングことミスター・T が「ロッキー3(82)」に出演しててさ、やたらと彼が記憶に残っているなあ。

あとはなんといってもマクロス、グローバル艦長こと羽佐間道夫の軽快なトーク!これが魅力だったんだが、今回の映画はキャストは一新されていて、不安と期待が入り交じった気持ちで鑑賞スタート。


ストーリー:1年前、スミス大佐(リーアム・ニーソン)率いる元特殊部隊員で編成されたAチームの精鋭たちが、ある陰謀に巻き込まれて逮捕される。だが、スミス大佐をはじめ、部下のテンプルトン・ペック(ブラッドリー・クーパー)や、H・M・マードック(シャールト・コプリー)らは刑務所から脱獄。彼らは再集結し、おのれの身の潔白を証明しようとする。
シネマトゥデイより
http://www.cinematoday.jp/movie/T0008706

もう、ハリウッド映画のなかでも、バカ映画直球ド真ん中!!!といっていいくらい、バカな映画。
劇中でも「バカをやらせたら世界一よ!」なんて言われていたけど、そのとおりの映画。

物語も、判りやすく作ってくれているので、Aチームのキッカケ(出会い)から、バカをするところ、各キャラクターの色分けまで、もうスマートにしてくれているので、良い感じ。




偽ドル札の陰謀に巻き込まれる なんて 今となっては懐かしい感じがするストーリーも含めて、何も考えずに気楽に見られる映画なんで、デートにも最適。
もちろん爆発シーンがあっても安心安心な映像なんで楽しめるわー

汚名返上のための作戦も、緻密な感じがするけど、結局は 行き当たりばったり、「まぁ、こいつらいたら、どうにかなるべさ」的なところは、昔のシリーズと変わっていなくて楽しめたなぁ


「インセプション」のような、複雑で難解な物語も好きだけど、こういったバカ映画も好き。
だから、「映画なぁ、何か無いかねぇ」って思ったら観るくらいの気持ちで良いんじゃないかね

とにかく、大スクリーンで見るのに最適な映画だから




予告でもあったけど、戦車にパラシュートをつけて、自然落下中に主砲をぶっ放すなんて、常識的にはありえねぇからねぇ
そういった とんでも無いことをしてくれる4人組のチームワークをぜひ!

80点



まぁ派手なCGで、予告編の段階からドッカンドッカン爆発シーン満載だったこの映画。
プロデューサーはご多分にもれず、ジェリー・ブラッカイマーであることはその爆発シーンを見るだけでよくわかるってものです(w

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(C) 2009 Disney Enterprises, Inc. and Jerry Bruckheimer, Inc. All Rights Reserved.

物語の流れも王道そのもので、弱っチィオタクが、魔法を手に入れて(というか強制的に弟子にさせられて)、悪と戦うっていう、スタンダードなもの。

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ストーリー:現代のニューヨークで、800年にわたり繰り広げられてきた魔法大戦争がぼっ発。今は亡き魔法使いの最高指導者の後継者を探してきた魔法使いバルサザール(ニコラス・ケイジ)は、その運命を持つ若者デイヴ(ジェイ・バルシェル)を見いだし、自分の弟子にする。しかし、デイヴは悪と戦うどころかケンカすらしたことのない、気弱な物理オタクだった……。
シネマトゥデイより
http://www.cinematoday.jp/movie/T0008709


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(C) 2009 Disney Enterprises, Inc. and Jerry Bruckheimer, Inc. All Rights Reserved.

まぁ 自己破産しかけたニコラス・ケイジだけど、出演作にそういった小ネタは盛り込まれることもなく、「ファンタジア」のミッキーマウスにオマージュを捧げるような、魔法に寄るほうきを使っての掃除のシーンは映画ファン的に「あぁ ファンタジアを大切にしてるんだ」と思わせるところは良い感じ。

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全体的に見ても、難しいところはないし、CGは派手だし、善悪がわかりやすいので、子どもが見ても楽しめる映画になっているなぁ。


ただ、ベタ過ぎるところがあるんで、映画マニアからすれば物足りない感じがするかもしれないので、その辺はこころもち気持ちに余裕を持ってみれば楽しいと思うなぁ。













クリストファー・ノーラン監督作品ってだけでも期待の1本。
しかもレオナルド・ディカプリオ、渡辺謙が共演しているのも魅力!
こいっつぁ見ないわけにはいかない!





観たあとも、感想をアップしていないプレデターズ、必死剣鳥刺し、を差し置いてアップしたくなったんだなぁ




ストーリー:コブ(レオナルド・ディカプリオ)は人が夢を見ている最中に、その潜在意識の奥深くにもぐり込んで相手のアイデアを盗むことのできる優秀な人材だった。彼は、企業スパイの世界でトップの腕前を誇っていたが、やがて国際指名手配犯となってしまう。そんなある日、コブの元に“インセプション”と呼ばれるほぼ不可能に近い仕事が舞い込む。
シネマトゥデイより
http://www.cinematoday.jp/movie/T0008288





これはまさしくノーラン監督作品。
もう「ダーク・ナイト(08)」の素晴らしさ、「メメント(00)」の難解さ、「インソムニア(02)」のサスペンス。彼の監獄してきた作品のあらゆる要素が詰め込まれていると行っても過言じゃない1作。



そこは時間軸も流れも違うという夢の中の夢。さらにその中にある夢…といったように階層に分けることで、レオナルド・ディカプリオが、世界のあちこちに行動範囲が広がっていくのに違和感なく受けられるようになっている。

そう、だって夢のなかだから何でもありなんだもんなぁ

とにかく、言葉じゃ上手く説明できない難解さと魅力に満ちた1本であることは間違いない。

映画の面白い要素っていろいろあるんだが、要素の中でも重要なポイントを多々押さえているので、観ていて飽きない。

しかもラストシーンも、ノーラン監督らしく意味深に終わるところは憎たらしい演出なんだなぁ。
普通、あんな終わり方したら不完全燃焼になりかねない。

でも、ノーラン監督だから許してしまう魅力に満ちているんだな。



時間が2時間20分と長いので、映画を見慣れていない人にはスルーしかねないが、それを補うどころか、上回る面白さに満ちている。

特に夢の階層ごとに時間の流れが違うことから、ハラハラドキドキが押し寄せる波のように続くラスト40分はスクリーンに釘付けになってしまうほど。

ま、「マトリックス」の3次元的なアクション、「ドラゴンボール」のような精神と時の部屋 みたいなコネタツッコミの部分はさておき、それを異にかいさせない映画であることは間違いないだろう。



ただ、セリフが多い!!!
日本語吹き替え版を観るほうが良いかもしれないなぁって思った。

1回観ただけじゃ理解出来ないポイントも多々あるしねぇ。

とにかく2010年の映画の中でもトップクラスの面白さ。ぜひ映画館で観よう。
いや みるべきでっせ。

90点

マイアミ・バイス [DVD]/コリン・ファレル,ジェイミー・フォックス,コン・リー

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ずいぶん昔に、テレビシリーズがテレビ東京系で放送されていた作品の映画化。
もちろん、出演者がTVシリーズと違っているので、往年のファンにはウケが悪いかもしれないが、個人的にこの2人の俳優は好きなのでOKOK

コリン・ファレルとジェイミー・フォックス。
おそらく5年後くらいにハリウッドじゃ大人気俳優になっている2人が出演ってことでいろいろと話題にはなっていたし、アメリカじゃ大ヒット。
うーん、日本じゃどうなんだろう・・って少し不安になりつつも鑑賞。



オープニングから派手なアクションで見せてくれる。
2人の刑事が優秀であることを見せてくれるかのようだ(w  
売春組織摘発にうごいている2人のデカ。絶対的な場面まであと少し!これで、あいつらを摘発できる!と思ったとき、情報屋から連絡が入るのだった。
そのころ、マイアミの某所ではマフィアとの取引でFBIが罠にはめられ、殺される事件が起きていた。FBIはマフィアに顔がバレていない2人に協力を依頼、これにより潜入捜査が始まった。


超・正当派ポリスムービーともいえる、定番ストーリー。うーん、ひねりが少ないぜ・・・
映画タイトルが、マイアミバイスだけど、全体の1/2位は、南米やキューバを舞台にした内容が進んでいく
あれ?ほんとに、マイアミバイスなのか?なんて思ってしまうほどだ。

だが、最後にはマイアミに戻ってきてドッカンドッカンの銃撃戦!
ここは暗闇を利用したりしているところがとても迫力があり面白かった。


しっかし、この映画、ヒロイン役でコン・リーが出てくるのが、相変わらず、舌っ足らずな英語なのだ
うーん、この娘の英語の下手さは何なんだろう・・・
いや、変な日本人よりもは上手かもしれんけど、なんだかなぁ・・・
で、例によって、角度によって変わる美人度・・・

とある角度だと、めちゃめちゃ いい女!になるのだが、ときどき、なんや 普通のおねん やなぁ
なんて思うことも。
もちろん、トランスポーターの時と同じようにベッドシーンもあり(W 少しシーンとして長かったなぁ・・・

しっかし、監督のマイケル・マン。コラテラルのときはむちゃくちゃ面白かったのに、今作は普通なのだ。
うーん、コラテラルがまぐれだったのか、オレが無意識のうちに期待しすぎていたのか

正当派ってことで、安心してみられるけど、あと一ひねり欲しかった。
うーん、なんなんだろう、この消化不足感は・・・
レイトショーってことで、ガマンガマン・・・?贅沢すぎるかなぁ・・・

75点

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コワカナシイホラーってことで、先日「フランケンシュタイン」を再度見返したが、そういえば、もう一本あるやん!
ってことでエレファントマン。

もう16年くらい前に「ツインピークス」って映画で、日本で一気にブレイクしたデビットリンチが監督を務めている。しかもモノクロなのではじめてみた時は眠ってしまったほど。といっても、見たのが15歳くらいだから仕方ねぇかもしれない

でも、20歳過ぎてみると、なんともまぁ、人間の身勝手さや見た目だけで極端に判断する情けなさなどが描かれている傑作に見えてくるから不思議。




ジョン・メリックは偉業の姿になってしまった青年。今日も見世物小屋で観客への客寄せパンダ的にさらされるのだった。だが、一人の医者が、彼の姿を見て、研究対象として自分の下へ引き取るのだった。
身体も自由に動かないメリックだったが、とある能力が見つかり、タイム誌で報じられるのだったが・・・

まぁ、見世物小屋なんかで病気の人を見せてたら今の社会じゃ人権問題になるから想像が付かないかもしれないが、これは、笑って主人公のメリックを見ている人たちの卑しいこと卑しいこと。
また、見世物小屋の店主をはじめ、見下した眼というのは、なんともいえないし、気分が悪くなるほど。
モノクロ映画なのにソウ感じるってことはそれだけ演出がすばらしいってことでもあるのだが・・・

その一方で、医者の母親のみせる優しさというのは、子供に対するやさしさに通じるものがある。
愛情を持って、とにかくやさしく接する姿は、真の母性を感じられる。
自分の子供を殺す母親がニュースで流れる現代。このような、本当のやさしさってのは失われつつあるのかもしれない。

ラストに向け、人として生きていたい!というエレファントマンの叫び、「I am a human being!」は、悲痛なものでもある。

だが、彼が最後にスクリーンに映る姿は達成感に満ちている。
姿はどうであれ、ラストシーンの彼の心はだれよりも美しく輝いていたことだろう。

実は、

75点