東東京大会・決勝、二松学舎大付対帝京を観戦に神宮球場に足を運んだ。
二松学舎大付は、東東京大会・決勝戦で3年連続を含めて過去10回敗れて「悲願校」などとも言われている。
03年からは3年連続、帝京には3回、修徳には2年連続で決勝戦で敗れるなど、夏の甲子園を逃している。
71年 日大一 12-2
74年 城西 5-2
80年 早実 10-4
84年 日大一 3-1
92年 帝京 10-2
98年 帝京 8-3
02年 帝京 6-3
03年 雪谷 5-0
04年 修徳 3-2
13年 修徳 13-6
帝京は清水昇、二松学舎大付は大黒一之と両校ともにエースナンバーを背負った右腕で決勝戦に臨んでいる。
1回表裏が5分足らずで終了。アップテンポな試合展開で静かな立ち上がりで決勝戦がスタートする。
5回裏、二松学舎大付・大黒に無安打に抑えられていた帝京は6番・安竹聡司の中強襲二塁打で得点圏に進塁。
続く7番・笠井拓弥の左中間への適時二塁打で先制点を挙げる。
6回裏、一死1・2塁から3番・中道大波、4番・浜田弘幸の連続適時二塁打で3-0と帝京がリードを広げる。
過去の戦績も含めて神宮球場スタンドは、帝京優勢の雰囲気に包まれて試合は終盤に突入していく。
7回表、一死1・2塁から7番・今村大輝が左越え三点本塁打を放ち、二松学舎大付が同点に追い付いた。
一塁側・二松学舎大付スタンドも含めて、同点本塁打で神宮球場の雰囲気が一変したように感じられた。
公平なファンの多いネット裏は立ち上がって本塁打を讃え、二松学舎大付の応援に回ったファンが多く見えた。
7回裏、1番・鈴木悠太の適時打で帝京が勝ち越すが、8回表に4番・小峯瑛輔の適時打で二松学舎大付で同点に。
8・9回裏にも帝京は得点圏に走者を進めるが、リリーフした1年生の大江竜聖が粘りの投球と打球処理で凌いだ。
10回表、一死から2番・北本一樹の左前安打。3番・竹原祐太の左中間への適時三塁打で優勝を決定付けた。
エンドランを仕掛けたことから、見逃せばボールと判定される球を竹原が技アリの一振りで仕留めた。
昨夏は決勝で修徳に、センバツ出場を懸けた昨秋の決勝は関東一にサヨナラ負けで甲子園出場を逃した。
二松学舎大付・市原勝人監督は「また今年もか・・・」と試合後のインタビューでコメントしていた。
市原監督は02年から3年連続で決勝に敗れたときは台湾の占い師にすがったこともあったという。
「二松学舎大付・鈴木誠也対帝京打線」(弊ブログ・12年4月24日付け記事)
http://ameblo.jp/go-baseball-studium/entry-11231284028.html
神奈川大会・準々決勝(東海大相模対橘学苑・横浜対県相模原)を観戦に横浜スタジアムに足を運んだ。
第1試合は春季大会3位、Aシードの東海大相模とノーシードから勝ち上がった橘学苑との対戦である。
なお、神奈川県には立花学園という同名の高校がある。両校ともに近年は上位を伺う戦績を残している。
11年の秋季大会・3回戦では両校が対戦。立花学園が8-2で橘学苑を下している。
1回表、一死1塁から3番・豊田博の右越え二点本塁打、相手失策で東海大相模が三点を先制する。
さらに3回には3番・豊田博の二打席連続本塁打、6番・長倉蓮の左越え本塁打で6-1とリードを広げる試合展開。
6回表には4番・平山快の右越え本塁打などで14-2と得点差を広げて、コールド勝ちで準決勝進出を決めた。
東海大相模は、小笠原慎之介が3イニングで降板。背番号1・青島凌也、背番号10・佐藤雄偉知と三投手で継投。
小笠原 3回 被安打3・奪三振5・四死球2
青島 2回2/3 被安打0・奪三振4・四死球1
佐藤 0回1/3 被安打0・奪三振1・四死球0
第2試合は春季優勝、2年連続夏の甲子園を目指す横浜と初の準々決勝進出を果たした県相模原との対戦。
2年前から佐相眞澄監督が指揮を執り、桐光学園が初出場した当時のエース・清原尚志が投手コーチを務める。
横浜は1回表、一死満塁から5番・渡辺佳明の二点右前適時打で先制点を挙げる。
2回には2番・根本耕太の中前適時打、3番・川口凌の右越え二点本塁打と押し出し四球で6-0と点差を広げる。
5回には1番・浅間大基の適時二塁打、7回にも3番・川口、5番・渡辺の適時打でリードを広げて試合を決めた。
春季関東大会ではコールド負けをするなど不振を極めたエース・伊藤将司が安定感のある投球で好調を維持。
神奈川の両雄、横浜と東海大相模が2年連続、準決勝で対戦することが決まっている。
敗れた橘学苑と県相模原は東海大相模と横浜の力以上に、ハマスタの雰囲気に飲み込まれたように見受ける。
特に第2試合の一塁側・横浜の応援スタンドからは生徒、控え部員・父兄以上に一般ファンから声援が力強い。
校歌や応援歌のプリントアウトを持参して大きな声で送る声援は、対戦する相手校には脅威ではないだろうか。
横浜は大会前に壮行会を開催する。そこで購入したグッズを身に付けたファンは高校野球では類を見ない。
「横浜高校硬式野球部壮行会」(弊ブログ・3月18日付け記事)
http://ameblo.jp/go-baseball-studium/entry-11792707317.html
第1試合は春季大会3位、Aシードの東海大相模とノーシードから勝ち上がった橘学苑との対戦である。
なお、神奈川県には立花学園という同名の高校がある。両校ともに近年は上位を伺う戦績を残している。
11年の秋季大会・3回戦では両校が対戦。立花学園が8-2で橘学苑を下している。
1回表、一死1塁から3番・豊田博の右越え二点本塁打、相手失策で東海大相模が三点を先制する。
さらに3回には3番・豊田博の二打席連続本塁打、6番・長倉蓮の左越え本塁打で6-1とリードを広げる試合展開。
6回表には4番・平山快の右越え本塁打などで14-2と得点差を広げて、コールド勝ちで準決勝進出を決めた。
東海大相模は、小笠原慎之介が3イニングで降板。背番号1・青島凌也、背番号10・佐藤雄偉知と三投手で継投。
小笠原 3回 被安打3・奪三振5・四死球2
青島 2回2/3 被安打0・奪三振4・四死球1
佐藤 0回1/3 被安打0・奪三振1・四死球0
第2試合は春季優勝、2年連続夏の甲子園を目指す横浜と初の準々決勝進出を果たした県相模原との対戦。
2年前から佐相眞澄監督が指揮を執り、桐光学園が初出場した当時のエース・清原尚志が投手コーチを務める。
横浜は1回表、一死満塁から5番・渡辺佳明の二点右前適時打で先制点を挙げる。
2回には2番・根本耕太の中前適時打、3番・川口凌の右越え二点本塁打と押し出し四球で6-0と点差を広げる。
5回には1番・浅間大基の適時二塁打、7回にも3番・川口、5番・渡辺の適時打でリードを広げて試合を決めた。
春季関東大会ではコールド負けをするなど不振を極めたエース・伊藤将司が安定感のある投球で好調を維持。
神奈川の両雄、横浜と東海大相模が2年連続、準決勝で対戦することが決まっている。
敗れた橘学苑と県相模原は東海大相模と横浜の力以上に、ハマスタの雰囲気に飲み込まれたように見受ける。
特に第2試合の一塁側・横浜の応援スタンドからは生徒、控え部員・父兄以上に一般ファンから声援が力強い。
校歌や応援歌のプリントアウトを持参して大きな声で送る声援は、対戦する相手校には脅威ではないだろうか。
横浜は大会前に壮行会を開催する。そこで購入したグッズを身に付けたファンは高校野球では類を見ない。
「横浜高校硬式野球部壮行会」(弊ブログ・3月18日付け記事)
http://ameblo.jp/go-baseball-studium/entry-11792707317.html
愛知大会・4回戦(東邦対豊橋工・中京大中京対至学館)を観戦に瑞穂球場に足を運んだ。
愛知県では長らく中京大中京、愛工大名電、東邦、享栄が「私学四強」として甲子園戦線で中軸を成している。
第1試合に東邦、第2試合に中京大中京が登場する好カード、日陰になる銀傘下は通路まで立ち見客で混雑。
12年夏の4回戦・愛工大名電対至学館を観戦して以来、2年ぶりの愛知県での高校野球観戦である。
「名電対至学館の3時間を超える熱戦」(弊ブログ・12年7月25日付け記事)
http://ameblo.jp/go-baseball-studium/entry-11311336636.html
甲子園球場同様にネット裏前列は1塁側から3塁側に向けて日向が移動するように瑞穂球場は作られている。
午前中は1塁側が日向、3塁側が日陰になっているが、午後2時付近では日向と日陰が逆転していた。
上段の立ち見エリア(と勝手に名付けた)は風が抜けていて心地よく、立ち見さえ気にならなければ快適である。
至学館は11年夏に甲子園初出場。「JPOPすぎる校歌」として話題になったが、私学四強に食い込む戦績。
甲子園出場以降、至学館対中京大中京との対戦成績は以下の通りである。
11年秋 至学館11-3中京大中京(準々決勝)
12年春 至学館3-11中京大中京(名古屋地区予選・準決勝)
13年春 至学館4-1中京大中京(名古屋地区予選・決勝)
13年夏 至学館9-5中京大中京(5回戦)
13年秋 至学館2-8中京大中京(2回戦)
4年間で公式戦6試合を戦うという浅からぬ因縁の両校は、至学館が3勝2敗と中京大中京に勝ち越している。
ちなみに、至学館・麻王義之監督は中京(現中京大中京)OBで卒業後は中京大に進学している。
中京大中京は背番号10・上野翔太郎、至学館はエース・安井和真を先発マウンドに送り出す。
1回裏、1番・山本源が四球。2番・加藤大騎の打席で暴投で進塁、さらに犠打で送り一死2塁と走者を進める。
3番・小林満平の右前適時打、4番・楠拓也の二点本塁打、6番・伊藤寛士の本塁打で中京大中京が四点を先制。
2回裏、1番・山本と3番・山本の適時三塁打、4番・楠の中前適時打に失策が絡み8-0とリードを広げる展開。
3回にも中京大中京が一点を加えて「5回コールド」が間近に迫って来ると、席を立つ観客の姿が目立っていた。
4回表、至学館は6本の長短打を集中させて五点を奪う反撃、中盤以降に競り合いを期待させる攻撃を見せる。
6番・塚本瞬と代打・今井俊介(8番・安井の犠打)、9番・金田歩士の3連続中前打で三点を挙げて反撃する。
しかし、中京大中京は5回裏にも3番・小林の適時打などで三点を加えて、至学館を再び突き放す。
至学館がコールド負けを防ぐ一点を奪い執念を見せるが、4番・楠の適時打で中京大中京が7回コールド勝ち。
瑞穂球場と隣接する住宅地への騒音を配慮していると推測するが、登場した四校はブラバンが無かった。
ブラバン抜きの代わりに有名楽曲に替え歌を施した応援歌に、チアが連動した応援スタイルは見応えがある。
(※豊橋工にチアの応援はなし)
豊橋工、中京大中京は自校の守備が終わり攻撃前に、JUDY AND MARYの「Over Drive」をチアもしくは応援団と合唱していた。
「走る雲の影を 飛び越えるわ
夏の日差し 追いかけて
ああ 夢は いつまでも 覚めない
歌う 風のように」
愛工大名電時代、濱田達郎(現中日)の応援歌がB-DASHの「平和島」のサビを替え歌だったことを思い出した。
アマチュア野球は地域毎に流行りの応援スタイルや応援歌のトレンドがあって興味深い。
愛知県では長らく中京大中京、愛工大名電、東邦、享栄が「私学四強」として甲子園戦線で中軸を成している。
第1試合に東邦、第2試合に中京大中京が登場する好カード、日陰になる銀傘下は通路まで立ち見客で混雑。
12年夏の4回戦・愛工大名電対至学館を観戦して以来、2年ぶりの愛知県での高校野球観戦である。
「名電対至学館の3時間を超える熱戦」(弊ブログ・12年7月25日付け記事)
http://ameblo.jp/go-baseball-studium/entry-11311336636.html
甲子園球場同様にネット裏前列は1塁側から3塁側に向けて日向が移動するように瑞穂球場は作られている。
午前中は1塁側が日向、3塁側が日陰になっているが、午後2時付近では日向と日陰が逆転していた。
上段の立ち見エリア(と勝手に名付けた)は風が抜けていて心地よく、立ち見さえ気にならなければ快適である。
至学館は11年夏に甲子園初出場。「JPOPすぎる校歌」として話題になったが、私学四強に食い込む戦績。
甲子園出場以降、至学館対中京大中京との対戦成績は以下の通りである。
11年秋 至学館11-3中京大中京(準々決勝)
12年春 至学館3-11中京大中京(名古屋地区予選・準決勝)
13年春 至学館4-1中京大中京(名古屋地区予選・決勝)
13年夏 至学館9-5中京大中京(5回戦)
13年秋 至学館2-8中京大中京(2回戦)
4年間で公式戦6試合を戦うという浅からぬ因縁の両校は、至学館が3勝2敗と中京大中京に勝ち越している。
ちなみに、至学館・麻王義之監督は中京(現中京大中京)OBで卒業後は中京大に進学している。
中京大中京は背番号10・上野翔太郎、至学館はエース・安井和真を先発マウンドに送り出す。
1回裏、1番・山本源が四球。2番・加藤大騎の打席で暴投で進塁、さらに犠打で送り一死2塁と走者を進める。
3番・小林満平の右前適時打、4番・楠拓也の二点本塁打、6番・伊藤寛士の本塁打で中京大中京が四点を先制。
2回裏、1番・山本と3番・山本の適時三塁打、4番・楠の中前適時打に失策が絡み8-0とリードを広げる展開。
3回にも中京大中京が一点を加えて「5回コールド」が間近に迫って来ると、席を立つ観客の姿が目立っていた。
4回表、至学館は6本の長短打を集中させて五点を奪う反撃、中盤以降に競り合いを期待させる攻撃を見せる。
6番・塚本瞬と代打・今井俊介(8番・安井の犠打)、9番・金田歩士の3連続中前打で三点を挙げて反撃する。
しかし、中京大中京は5回裏にも3番・小林の適時打などで三点を加えて、至学館を再び突き放す。
至学館がコールド負けを防ぐ一点を奪い執念を見せるが、4番・楠の適時打で中京大中京が7回コールド勝ち。
瑞穂球場と隣接する住宅地への騒音を配慮していると推測するが、登場した四校はブラバンが無かった。
ブラバン抜きの代わりに有名楽曲に替え歌を施した応援歌に、チアが連動した応援スタイルは見応えがある。
(※豊橋工にチアの応援はなし)
豊橋工、中京大中京は自校の守備が終わり攻撃前に、JUDY AND MARYの「Over Drive」をチアもしくは応援団と合唱していた。
「走る雲の影を 飛び越えるわ
夏の日差し 追いかけて
ああ 夢は いつまでも 覚めない
歌う 風のように」
愛工大名電時代、濱田達郎(現中日)の応援歌がB-DASHの「平和島」のサビを替え歌だったことを思い出した。
アマチュア野球は地域毎に流行りの応援スタイルや応援歌のトレンドがあって興味深い。