秋季神奈川大会・3回戦(慶応義塾対横浜・日大対立花学園)を観戦に保土ヶ谷球場に足を運んだ。
毎年のことだが、夏の甲子園開幕から約一ヶ月が過ぎると来春のセンバツ選考の懸った秋季大会が始まる。
高校3年間というが硬式野球部の活動は2年と4.5ヶ月程度である。新チームが各地で熱戦の火蓋を切っている。
九州国際大付(福岡)、東邦(愛知)は早々に地区大会で姿を消して、センバツへの道を断たれている。
「横浜、土壇場から逆転勝利」(弊ブログ・13年9月28日付け記事)
http://ameblo.jp/go-baseball-studium/entry-11622110796.html
慶応義塾は津留崎大成、横浜は1年生ながら伝統の背番号を背負った藤平尚真を先発マウンドに送り出す。
津留崎は佐倉シニア、藤平は千葉市シニア時代には侍ジャパン15Uに選出されるなど共に千葉県出身の選手。
藤平は中学時代から184cm・74kgという体躯に恵まれ、140㌔台を計測するストレートを投げ込んだ逸材。
小倉清一郎コーチが退任した横浜が、どのような投手に育成するのか興味深く、成長曲線を見守りたい。
1回裏、慶応義塾は二死1・2塁から5番・津留崎の左越え二点適時二塁打で先制点を挙げる。
対する横浜は打者一巡、3回まで一人の走者も出せずに淡白な攻撃を繰り返し、中盤に突入していく。
4回表、横浜は2番・戸堀敦矢が右前安打で出塁。二死2塁から4番・三河聖央の適時二塁打で一点を返した。
4回裏、慶応義塾は右越え三塁打で出塁した木村洋介を3塁に置き、6番・亀川泰輝のスクイズで三点目を挙げる。
続く7番・橋本昂樹の右飛を村田が落球(記録は安打)で一死2・3塁とする。横浜は、藤平から相川へ継投する。
8番・水久保佳幸のスクイズ、更に暴投で一点を加えて、三点を加えて慶応義塾が横浜を突き放す試合展開。
得点差よりも記録に残らない失策や暴投、警戒することなく決められたスクイズなど横浜らしくない失点シーン。
5回裏、二死1・3塁から盗塁を仕掛ける。二塁送球後、三塁から柳町達が本塁を陥れるトリックプレイで追加点。
三塁走者の動きを察知して送球をカットした遊撃手からの本塁送球は高く逸れ、ダメージの残る失点と推察する。
試合後、慶応義塾・上田誠監督は「トリックプレーもいつもはやられる側なんだけど」とコメントを残している。
6回裏にも一点を失い、横浜のコールド負けが現実味を帯びて来ると球場全体が落ち着かない雰囲気であった。
四球、失策などが絡み二死満塁の好機を迎え、2番・宮田皓の左前適時打で慶応義塾がコールド勝ちを決めた。
横浜は春季関東大会・2回戦に続き、同じ年に二度もコールドで大会から姿を消すことになった。
「横浜が公式戦44年ぶりのコールド負け」(弊ブログ・5月19日付け記事)
http://ameblo.jp/go-baseball-studium/entry-11854643569.html
東京六大学野球・第1週、早稲田大対法政大を観戦に神宮球場に足を運んだ。
10月23日(木)にドラフト会議を控え、早稲田大はドラ1候補である有原航平(4年・広陵)の先発が予想された。
しかし、有原は右ヒジの違和感から登板を回避している。
岡村猛監督は「右ヒジに違和感があるので無理させられない。回復して万全で投げられるようにさせたい」と説明。
早稲田大は大竹耕太郎(1年・済々黌)、法政大は石田健大(4年・広島工)に秋の開幕戦の先発マウンドを任せた。
大竹は東京六大学の初先発、ドラフト候補である石田は通算38試合目(18勝10敗)の東京六大学の登板になる。
1年秋から登板していた石田は春のシーズンは3勝4敗と初めての負け越しで最後のシーズンを迎えている。
1回表、早稲田大は4番・武藤風行(4年・金沢泉丘)の左越え二点適時打で先制点を挙げる。
続く2回にも9番・大竹のスクイズ、2番・重信慎之介(3年・早稲田実)の中前適時打で三点を加えて突き放す。
石田は3回1/3を投げて被安打11・自責点4、奪三振は僅かに1という冴えない投球内容で降板した。
5回には9番・大竹の左前適時打などで三点を加えて、7-0と大きくリードを広げて試合を決定付けた。
早稲田大は先発した大竹をリリーフした柳澤一輝(1年・広陵)が8・9回を無失点に抑える好リリーフで完封勝ち。
柳澤は高校入学後、投手から捕手に転向。3年のセンバツには捕手として甲子園出場を果たしている。
夏の大会前に捕手から投手に再び転向。東海大で遊撃手の定位置を掴んだ下石涼太は広陵時代の同級生。
最速143㌔を記録したストレート、投手として使い減りしていない179cm・80kgの体躯は今後の飛躍が期待できる。
法政大は9回表、代打・森本隼平(4年・中京大中京)が中前安打で2年ぶりの神宮復帰を果たしている。
09年夏の甲子園で優勝時にマウンドに立ち、法政大でも1年春から活躍しながら腰痛で2・3年時はメンバー外。
本格的な野球は大学で区切りを付けるという。最終学年の秋季リーグ戦で存分に潜在能力を発揮して欲しい。
試合の詳細はこちらから
10月23日(木)にドラフト会議を控え、早稲田大はドラ1候補である有原航平(4年・広陵)の先発が予想された。
しかし、有原は右ヒジの違和感から登板を回避している。
岡村猛監督は「右ヒジに違和感があるので無理させられない。回復して万全で投げられるようにさせたい」と説明。
早稲田大は大竹耕太郎(1年・済々黌)、法政大は石田健大(4年・広島工)に秋の開幕戦の先発マウンドを任せた。
大竹は東京六大学の初先発、ドラフト候補である石田は通算38試合目(18勝10敗)の東京六大学の登板になる。
1年秋から登板していた石田は春のシーズンは3勝4敗と初めての負け越しで最後のシーズンを迎えている。
1回表、早稲田大は4番・武藤風行(4年・金沢泉丘)の左越え二点適時打で先制点を挙げる。
続く2回にも9番・大竹のスクイズ、2番・重信慎之介(3年・早稲田実)の中前適時打で三点を加えて突き放す。
石田は3回1/3を投げて被安打11・自責点4、奪三振は僅かに1という冴えない投球内容で降板した。
5回には9番・大竹の左前適時打などで三点を加えて、7-0と大きくリードを広げて試合を決定付けた。
早稲田大は先発した大竹をリリーフした柳澤一輝(1年・広陵)が8・9回を無失点に抑える好リリーフで完封勝ち。
柳澤は高校入学後、投手から捕手に転向。3年のセンバツには捕手として甲子園出場を果たしている。
夏の大会前に捕手から投手に再び転向。東海大で遊撃手の定位置を掴んだ下石涼太は広陵時代の同級生。
最速143㌔を記録したストレート、投手として使い減りしていない179cm・80kgの体躯は今後の飛躍が期待できる。
法政大は9回表、代打・森本隼平(4年・中京大中京)が中前安打で2年ぶりの神宮復帰を果たしている。
09年夏の甲子園で優勝時にマウンドに立ち、法政大でも1年春から活躍しながら腰痛で2・3年時はメンバー外。
本格的な野球は大学で区切りを付けるという。最終学年の秋季リーグ戦で存分に潜在能力を発揮して欲しい。
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