東京六大学野球・第4週(慶応大対法政大・早稲田大対東京大)を観戦に神宮球場に足を運んだ。
春優勝の慶応大は開幕週で東大から勝ち点を挙げるが、立教大に連敗。優勝に向けて勝ち点を落とせない。
対する法政大は、開幕週の早稲田大・立教大と2カード続けて連敗で開幕から4連敗と戦績が振るわない。
「法政、開幕から4連敗」(弊ブログ・9月23日付け記事)
http://ameblo.jp/go-baseball-studium/entry-11929088369.html
慶応大は加藤拓也(2年・慶応義塾)、法政大は石田健大(4年・広島工)を先発マウンドに送り出した。
プロ志望届けを提出している石田は早稲田大・立教大ともに初戦で先発するが、敗戦投手となっている。
2回裏、一死から5番・藤本知輝(4年・慶応義塾)の二塁打、6番・竹内惇(4年・慶応義塾)の右前適時打で先制。
藤本の飛球を、二塁手と右翼手が交錯して打球が転がる間に進塁を許した出塁からの失点である。
更に二死1・3塁すると9番・加藤が左中間フェンス直撃の適時二塁打を放ち、二点を加えた。
5回裏には二死1・3塁から谷田成吾(3年・慶応義塾)に右前適時打で4-0と慶応大がリードを広げる。
8回表、法政大は金子凌也(2年・日大三)の本塁打、代打・米田伸太郎(2年・智弁学園)の適時打で二点を返す。
9回表には、二死から5番・若林晃弘(3年・桐蔭学園)が二塁打、6番・金子が四球で出塁して好機を作り出す。
しかし、7番・蔵桝孝宏(3年・広陵)が見逃し三振で試合終了。慶応大がリードを守り、4-2で法政大を下した。
石田は開幕から3連敗、法政大は1953年の秋季リーグ以来となる61年ぶりの開幕5連敗となった。
今季初めてベンチ入りした伊藤諒介(4年・神港学園)は、スポホウで以下のようにコメントしている。
「最悪だと思います。今季初めてベンチに入りましたが、雰囲気がすごく悪かったです。」
試合の詳細はこちらから
秋季千葉大会・準々決勝、松戸国際対習志野を観戦に千葉県野球球場に足を運んだ。
松戸国際は石井忠道監督の就任以来、戦績を飛躍的に上げ、千葉県では最も勢いのある高校と評される。
14年春季大会・準決勝、12年夏・準決勝、12年春・準優勝(関東大会・準決勝)など甲子園初出場に近付いている。
シートノックではボール回しをバウンドさせる送球、最後の1分で小石を拾うなど試合前から独自色を出している。
樹徳(群馬)も試合前などに選手や監督、部長が小石拾いを丹念に行っている姿が思い出される。
「樹徳が前橋育英に圧勝」(弊ブログ・4月16日付け記事)
http://ameblo.jp/go-baseball-studium/entry-11823415573.html
松戸国際は植谷翔磨、習志野は尾形康平という両右腕を準々決勝の先発マウンドに送り出した。
2回表、4番・植谷が死球。5番・岡本耕典が犠打で送る。6番・今吉翼の遊ゴロの悪送球で松戸国際が先制する。
2回裏、習志野は5番・小松勇貴が死球、6番・阿久津颯斗が犠打。7番・内山京祐の中前適時打で同点とする。
8番・幸坂大瑚が三ゴロ失策(直後に三塁手交代)、9番・尾形の遊ゴロの間に試合を引っくり返す序盤の攻防。
3回表、一死から1番・橋本泰詩が三塁後方に落ちる打球で二塁打、2番・西山知輝の打席で捕手後逸で三塁へ。
西山の投ゴロ後、3番・沢辺太一の左中間への適時二塁打で松戸国際がすぐさま同点に追い付いた。
5回表、8番・天野勇介がプッシュバント。一塁手の捕球でベースカバーの投手より一歩早く駆け抜ける内野安打。
9番・日下涼が犠打で送る。1番・橋本の三ゴロの間に天野が三塁を陥れる好走塁を見せる。
二死3塁から2番・西山が三塁線を破る適時二塁打で、松戸国際が勝ち越しに成功する。
松戸国際の先発・植谷は尻上がりにストレートの制球が低めに安定。左打者・膝元へのスライダーも絶妙な配球。
試合は5回に逆転した松戸国際が3-2で習志野を振り切り、準決勝進出を決めた。
9回裏、最後の打者になった尾形が一塁を駆け抜けた後、ヘルメットをとって天を仰いでいる姿が印象的であった。
松戸国際・石井監督は中学軟式の指導者として98年・常盤平中で全中3位、01年・松戸六中で準優勝という実績。
市船橋での指導を経て、07年に就任した当時は部員9名という野球部を一から育て上げた手腕は見事である。
市船橋では甲子園出場を果たせず、松戸国際へ異動直後に9年ぶりの甲子園出場が決まる憂き目に遭っている。
専大松戸、流経大柏、習志野を相手に勝ち上がる松戸国際は地元開催の関東大会まで、あと1勝と迫っている。
松戸国際は石井忠道監督の就任以来、戦績を飛躍的に上げ、千葉県では最も勢いのある高校と評される。
14年春季大会・準決勝、12年夏・準決勝、12年春・準優勝(関東大会・準決勝)など甲子園初出場に近付いている。
シートノックではボール回しをバウンドさせる送球、最後の1分で小石を拾うなど試合前から独自色を出している。
樹徳(群馬)も試合前などに選手や監督、部長が小石拾いを丹念に行っている姿が思い出される。
「樹徳が前橋育英に圧勝」(弊ブログ・4月16日付け記事)
http://ameblo.jp/go-baseball-studium/entry-11823415573.html
松戸国際は植谷翔磨、習志野は尾形康平という両右腕を準々決勝の先発マウンドに送り出した。
2回表、4番・植谷が死球。5番・岡本耕典が犠打で送る。6番・今吉翼の遊ゴロの悪送球で松戸国際が先制する。
2回裏、習志野は5番・小松勇貴が死球、6番・阿久津颯斗が犠打。7番・内山京祐の中前適時打で同点とする。
8番・幸坂大瑚が三ゴロ失策(直後に三塁手交代)、9番・尾形の遊ゴロの間に試合を引っくり返す序盤の攻防。
3回表、一死から1番・橋本泰詩が三塁後方に落ちる打球で二塁打、2番・西山知輝の打席で捕手後逸で三塁へ。
西山の投ゴロ後、3番・沢辺太一の左中間への適時二塁打で松戸国際がすぐさま同点に追い付いた。
5回表、8番・天野勇介がプッシュバント。一塁手の捕球でベースカバーの投手より一歩早く駆け抜ける内野安打。
9番・日下涼が犠打で送る。1番・橋本の三ゴロの間に天野が三塁を陥れる好走塁を見せる。
二死3塁から2番・西山が三塁線を破る適時二塁打で、松戸国際が勝ち越しに成功する。
松戸国際の先発・植谷は尻上がりにストレートの制球が低めに安定。左打者・膝元へのスライダーも絶妙な配球。
試合は5回に逆転した松戸国際が3-2で習志野を振り切り、準決勝進出を決めた。
9回裏、最後の打者になった尾形が一塁を駆け抜けた後、ヘルメットをとって天を仰いでいる姿が印象的であった。
松戸国際・石井監督は中学軟式の指導者として98年・常盤平中で全中3位、01年・松戸六中で準優勝という実績。
市船橋での指導を経て、07年に就任した当時は部員9名という野球部を一から育て上げた手腕は見事である。
市船橋では甲子園出場を果たせず、松戸国際へ異動直後に9年ぶりの甲子園出場が決まる憂き目に遭っている。
専大松戸、流経大柏、習志野を相手に勝ち上がる松戸国際は地元開催の関東大会まで、あと1勝と迫っている。
秋季千葉大会・準々決勝、木更津総合対千葉敬愛を観戦に千葉県野球球場に足を運んだ。
陸上競技場、サッカー場など体育施設が集まる千葉県総合スポーツセンターの敷地に立地された球場である。
最寄りは千葉都市モノレール・スポーツセンター駅。球場脇を至近距離で通過するモノレールは珍風景と言える。
タクシーで行き先を告げると、ドライバーから「天台(てんだい)球場ですか?」と返されたことが何度かある。
ちなみに、センバツ出場を懸けた秋季関東大会は千葉県での開催が予定されている。
木更津総合は背番号10・早川隆久、千葉敬愛はエース・吉野涼という両サウスポーを先発マウンドに送り出した。
4回表、木更津総合は一死2塁から7番・小池航貴の中前適時打で先制点を挙げる。
5回にも同じく小池の二点左前適時打などで三点を加えた木更津総合が5-0と千葉敬愛を下して、準決勝進出。
早川は力感のない投球フォームから打者の手元まで球威の衰えないストレートをテンポよく投げ込んでいた。
時折混ぜるスライダー、カーブが投球にアクセントを加えて千葉敬愛打線を3安打に抑えて完封勝利。
早川と同じく1年生で捕手を務める大澤翔の安定した捕球、鋭い送球を度々見せた強肩も印象に残っている。
陸上競技場、サッカー場など体育施設が集まる千葉県総合スポーツセンターの敷地に立地された球場である。
最寄りは千葉都市モノレール・スポーツセンター駅。球場脇を至近距離で通過するモノレールは珍風景と言える。
タクシーで行き先を告げると、ドライバーから「天台(てんだい)球場ですか?」と返されたことが何度かある。
ちなみに、センバツ出場を懸けた秋季関東大会は千葉県での開催が予定されている。
木更津総合は背番号10・早川隆久、千葉敬愛はエース・吉野涼という両サウスポーを先発マウンドに送り出した。
4回表、木更津総合は一死2塁から7番・小池航貴の中前適時打で先制点を挙げる。
5回にも同じく小池の二点左前適時打などで三点を加えた木更津総合が5-0と千葉敬愛を下して、準決勝進出。
早川は力感のない投球フォームから打者の手元まで球威の衰えないストレートをテンポよく投げ込んでいた。
時折混ぜるスライダー、カーブが投球にアクセントを加えて千葉敬愛打線を3安打に抑えて完封勝利。
早川と同じく1年生で捕手を務める大澤翔の安定した捕球、鋭い送球を度々見せた強肩も印象に残っている。