東海大、秋季リーグ初勝利 | アマチュア野球をめぐる旅。

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高校野球を中心にアマチュア野球(ときどきプロ野球)の観戦記。

首都大学野球・第2週、東海大対帝京大を観戦に等々力球場に足を運んだ。

首都大学野球の観戦は菅野智之(現巨人)が最終学年を迎えた2011年春の開幕節以来、2年半ぶりになる。
首都大学というネーミングながら平塚球場・相模原球場をメインにするため都内からは足を運び難い。

ちなみに、等々力球場は最寄りの武蔵小杉駅まで新橋・渋谷から、いずれも15分ほどでアクセスできる立地である。

「東海大・菅野智之の今シーズン初登板」(弊ブログ・11年4月11日付け記事)
http://ameblo.jp/go-baseball-studium/entry-10857667470.html


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帝京大の先発・青柳晃洋


東海大は渡辺圭(4年・東海大甲府)、帝京大は青柳晃洋(2年・川崎工科)を先発マウンドに送り出す。

帝京大は、大学日本代表候補に選ばれた西村天裕(2年・県和歌山商)の先発も予想されたが、登板機会が無かった。
東海大の先発メンバーは付属校出身者が実に10名(守備9名に指名打者1名)中7名を占めている。

対照的に、帝京大は帝京高校の出身者は先発メンバーにも、控え部員にも1名も所属していない。
帝京高校の正式名称は帝京大学系属帝京中学・高等学校であり、野球部員が全く所属していない現況は興味深い。


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東海大の1番打者は渡邊勝


2回裏、帝京大は5番・橋本大樹(4年・鳥取商)の二塁打、6番・田口蒔人(2年・山梨学院大付)の左前適時打で先制。

3回表、東海大は無死から9番・鈴木昂平(4年・東海大菅生)が右中間への二塁打で無死2塁と得点圏に進む。
1番・渡邊勝(2年・東海大相模)の一ゴロ、2番・若林孝太(3年・東海大二)が四球で一死1・3塁と好機を迎える。
3番・田中俊太(3年・東海大相模)の中前適時打を放ち、東海大が同点に追い付いた。

4番・原和彰(4年・春日部共栄)の二ゴロを中村優太(3年・宇和島東)の本塁送球が高く、勝ち越しを許した。
併殺打には絶好の内野ゴロで、好投を続けた青柳には精神的に堪える失点では無いだろうか。


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臼田哲也は6番打者として出場


5番・掛江勇輝(4年・神港学園)の適時二塁打、6番・臼田哲也(2年・東海大相模)の三ゴロの間に走者が還る。
適時打に帝京大守備陣の失策が絡み4-1と東海大が瞬く間に試合を引っくり返した。

失点直後の3回裏、帝京大の攻撃は三者凡退と精彩を欠き、試合の勝敗を決定付けるような印象を受けた。
東海大は4回表に一点を、5回表には四点を加えて帝京大を中盤で突き放して8-1で秋季リーグ初勝利を挙げた。

8回裏1イニングを投げた長友昭憲(3年・東海大望洋)の鍛えられた下半身が印象に残った。
プロフィールでは173cm・89kgとなっているが、数字以上に見える体躯から140㌔を越えるストレートを投げ込む。

「成田・中川諒、完封で甲子園出場を決める!」(弊ブログ・10年7月27日付け記事)
http://ameblo.jp/go-baseball-studium/entry-10602045492.html


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試合後のスコアボード


初観戦になった等々力球場の特徴は、立ち食いそば(うどん)屋を併設していることではないだろうか。
ネット裏と一塁側外野席の踊り場に位置して、球場の内外のどちらからも購入することが可能になっている。

また、三塁側に隣接している少年サッカーの試合に試合序盤、ファウルボールが何度も飛び込んでいくのを見掛けた。
防球ネットの高さを見直さないと事故防止には一抹の不安が残る環境である。


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三塁側はサッカーや多目的グランドに隣接



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「名代うどん・そば」の幟がグランドを見守ります


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一塁側にある立ち食いそば屋(球場外から)


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一塁側にある立ち食いそば屋(球場内から)


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冷やし山菜そば(400円)です