第95回全国高等学校野球選手権記念大会・準決勝を観戦に甲子園球場に足を運んだ。
第1試合・前橋育英(群馬) 対 日大山形(山形)
第2試合・延岡学園(宮崎) 対 花巻東(岩手)
個人的には昨年に引き続き、2年連続での夏の甲子園、準決勝・決勝戦観戦という日程になった。
「大阪桐蔭と光星学院が決勝進出」(弊ブログ・12年8月23日付け記事)
http://ameblo.jp/go-baseball-studium/entry-11336033130.html
この夏、前橋育英を観戦するのは対高崎工業戦(群馬大会・3回戦)・対樹徳戦(同・準決勝)に続いて3試合目になる。
岩国商業戦での9者連続三振で一躍脚光を浴びることになった前橋育英の高橋光成の投球に注目が集まる一戦。
日大山形は、日大三・作新学院・明徳義塾と甲子園優勝校を相手に勝ち上がり山形県勢初の準決勝進出。
エース・庄司瑞は「2年生には負ける訳にはいかないので3年生のプライドとして絶対勝ちます」と試合前に述べた。
1回裏、前橋育英は1番・工藤陽平が右前安打、2番・高橋知也がバスターを成功させて無死1・2塁と好機を迎える。
3番・土谷恵介が犠打で送り一死2・3塁に進塁。4番・荒井海斗の右犠飛で先制点を挙げる。
2回裏には8番・田村駿人の右越え三塁打、9番・楠裕貴の一塁強襲安打で二死走者なしから一点を加える。
続く3回裏には2番・高橋の二塁打、3番・土谷が犠打で送り一死3塁。4番・荒井が左前適時打で三点目を挙げる。
5回裏、日大山形は1番・工藤の中前安打、2番・高橋の犠打で一死2塁とされた場面で2年生の佐藤和将に継投する。
降板後、NHKの中継では悔しさと涙で目を赤く腫らした庄司の表情を何度も映し出していた。
6回表、4番・奥村展征が右中間への二塁打、中継が乱れる間に三塁へ進塁。5番・吉岡佑晟の左犠飛で一点を返す。
7回裏にも一点を加えた前橋育英が4-1で追いすがる日大山形を突き放して、初出場で決勝戦進出を決めた。
前橋育英・高橋は9イニングを完投、被安打7・奪三振7・四死球3・失点1・自責点0という投球内容であった。
炎天下での連戦の影響もあり、最後に観戦した群馬大会・準決勝に比べると状態は若干落ちてるように見受けられる。
ストレートの割合を減らして、縦横のスライダー、シュート、フォークを散りばめた投球は見事である。
投手である高橋に注目が集まるが、捕手・小川駿輝の好リード、バッテリーの群馬大会からの成長曲線も見逃せない。