侍ジャパンVSプロ野球台湾代表 | アマチュア野球をめぐる旅。

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高校野球を中心にアマチュア野球(ときどきプロ野球)の観戦記。

「東日本大震災復興支援ベースボールマッチ」と銘打たれた、日本代表対台湾代表戦を観戦に東京ドームに足を運んだ。

昨年の震災直後、東京電力管内は節電が急務であり、計画停電が実施されていた事が記憶に新しい。
あれから1年、この日の東京ドームのグランドは煌々と眩いばかりのカクテル光線で照らされていた。


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ゲート上に掲げられた「がんばろう!日本」の文字


日本代表の先発は田中将大(楽天)。1回表、2番・潘武雄に外角直球を左翼最前列に運ばれ1点を先制される。

1番・本多雄一(ソフトバンク)が内野安打で出塁し、二盗。2番・糸井嘉男(日本ハム)の四球でチャンスを広げる。
3番・内川聖一(ソフトバンク)左飛の間に、本多が三塁へ進塁。
侍ジャパンの4番に抜擢された中村剛也 (西武)が左前適時打で同点。6番・中島裕之(西武)の中前適時打で逆転した。


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侍ジャパン4番を務めたおかわりくん


3回裏には5番・栗原健太 (広島)が左翼スタンドへ二点本塁打、6回裏には中田翔(日本ハム)の三塁線を破る適時打で9-1とリードを広げた。

7回表には澤村拓一(巨人)が4番・林泓育に右中間に本塁打を浴びるが、平野佳寿 (オリックス)、浅尾拓也(中日)の継投で日本代表が9-2で逃げ切った。


日本代表は左足ふくらはぎに張りのある石川雅規(ヤクルト)以外はベンチ入りメンバーが全て出場。
来年開催される三連覇の懸かった第3回WBCに向けても有意義な国際試合になったのではないだろうか。


「二冠王の飛距離を出すポイント」(弊ブログ・09年12月18日付け記事)
http://ameblo.jp/go-baseball-studium/archive1-200912.html



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試合後のスコアボード


台湾メディア・中国時報は11日、台湾にとっては13年前の「義」に報いる親善試合であったことを伝えた。

1999年9月21日、2400人以上の死者を出した台湾大地震が発生した。
オリックスがイチローなど当時の主力選手を率いて台湾を訪問。現地で3試合のチャリティー試合を開催したことを紹介。
今回の親善試合によって「当時の日本プロ野球による義行に報いた」とした。
この日の東京ドームのスタンドには「台湾は永遠の友」と書かれたボードを高々と掲げている人がいた。


この試合が、2012年初めての野球観戦でした。今年も幣ブログを訪れる方はよろしくお願いします。


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