世界大学野球選手権、日本代表壮行試合と銘打たれた
大学日本代表対NPBフレッシュ選抜の試合を東京ドームで観戦して来た。
昨年11月に行われたセ・パ誕生60周年記念・U-26NPB選抜対大学日本代表に続くプロアマ交流戦。
これまで大きな垣根が存在した野球界のプロとアマ。継続して欲しい試みである。
NPBフレッシュ選抜には今宮健太(明豊-ソフトバンク)、大田泰示(東海大相模-巨人)、筒香嘉智(横浜-横浜ベイスターズ)らが先発に名を連ね、高校野球ファンには堪らない豪華布陣。
有料入場者は23,032人と発表されていたが、個人的には予想以上の数字である。
大学日本代表メンバーと合わせると、パンフレットに書かれた
「未来のオールスター戦。」というコピーはあながち大袈裟ではないように思える。
試合内容は割愛させてもらうが、大学日本代表・榎本保監督の試合後のインタビューが面白かった。
敗戦投手となった中後悠平(近畿大)へ手荒い激励を込めて、
明らかに中後と分かる文脈で「一人(中後)を除いてよくやってくれた」「一人(中後)が試合を壊してしまって、プロ側に失礼な事をしてしまった」と捲し立て、会場から笑いが起こっていた。
ちなみに、中後の失点シーンを簡単にまとめてみると以下の通りである。
7回1死三塁、中後の投球を捕手が後逸する間に1点を失う(サインミスのように見受けられた)。
8回無死一・二塁、中後が送りバント処理で三塁へ悪送球する間に2点目を失う。
2死二・三塁、筒香に二点適時打を浴びて、合計四失点。
最後は「中後を徹底的に鍛え直します」「鍛えられなければ大阪に返します!」とコメントしていた。
榎本監督は中後の所属する近畿大の監督でもある為、信頼関係に基づいたコメントと推測するが、
中後悠平の世界大学野球選手権での登板に注目してみたい。
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