エネルギー | 104snowのブログ

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中学の理科

エネルギーのことを考えていて中学で習った計算式を思い出しました。

  1. V=IR
  2. W=VI
  3. Q=Wt

Qはジュール熱、Wは電力(ワット)、tは時間です。抵抗(R)に一定時間電力を加えると熱が発生します。その時の熱量J(ジュール)を求める公式です。1gの温度を1度上げるのに必要な熱量は1cal(カロリー)と定義されています。

  • 1cal=約4.2J

ですから、これらの式を使うと昔ながらの電熱器で鍋一杯の水を沸騰させるには何分加熱すれば良いかを計算することも出来るのです。

少しマニアックになってしまいましたが時間と力をグラフに描いたとき、その面積(塗りつぶした部分)がエネルギーの大きさになります。エネルギーが貯まるには、それなりの時間が必要だということなのでしょう。しかし、そのエネルギーを長持ちさせるためにはそれを蓄えておくだけの容積が必要です。

パスタを茹でるときの「うたい文句」は「たっぷりの水を沸騰させて」とあります。この「たっぷり」が大切なのです。「沸騰させやすい」からと、少ない水で済まそうとすればパスタを投入した瞬間に急激にお湯の温度が下がります。加熱を続けて温度を上げてやれば良いだけのようですが、そうはいきません。麺の腰を感じるグルテンと、粘り気を持つ糊化では変化する温度範囲が違うのです。中途半端な温度になってしまうと糊化するのです。糊化したデンプンはお湯の中に溶け出します。腰のないグニャグニャのパスタになるのはこのためです。水も時間もケチっては美味しく出来上がりません。

人生も同じでしょう。育てるときは、努力も時間もケチっては上手く育ちません。親切なパスタのパッケージには「たっぷりの」ではなく、「○○ccの」とパスタの量に応じた水の量も書いてあります。子育ても、1日「○○分の勉強」と誰かが教えてくれればいいのですが・・・。いくら科学が進歩しても、そこにはまだ公式はないようです。感覚でいく他ありません。子育て中の皆さん、頑張って下さい。