正論の果て | ひとりっ子

ひとりっ子

ベイブレード、爆丸、デュエルマスターズなどの経験を活かし、中学校でサッカーに挑戦、高校サッカーで全国を目指すひとり息子の姿を親目線で書いています

去年の10月・・・

goパパ、交通事故にあいました・・・

 

優先道路を直進中に・・・

相手は右のわき道からノーブレーキで突っ込んできて・・・

こっちの右前と相手の左前が激突・・・

その後、こっちの右後ろと相手の左後ろが激突・・・

二台とも道路から転落し田んぼに突っ込んだ・・・

 

goパパ、意識がふらふらのまま救急車で病院へ・・・

 

正直、死んだと思いました・・・

病院でいろいろ検査して、打撲やむち打ちだけだったので・・・

その日のうちに帰宅・・・

頭も強く打っていたので、一週間くらいは本当に生きてるのか・・・

死んでしまってるのか区別がつかない状態・・・

 

車の前輪の前の部分に最初当たったので良かったらしい・・・

あと20cm後ろだったら、横転して生きていたかどうかわからなかったらしい・・・

20cmなんて、0.00何秒の差・・・

 

死って突然やってくるものだなと実感しました・・・

(死んでないけど・・・)

 

相手はスマホ見てたのかどうかわからないけど・・・

前方不注意を認めない・・・

こっちは殺されかけたんだから・・・

すみませんの一言くらいあってもいいのに・・・

これ、本当に死んでたら・・・

こっちが悪いってされてたのかもしれない・・・

心情的には100対0だけど・・・

交差点ってだけでこっちにも過失がつく・・・

こっちに過失なんてあるんか・・・!?

 

何日か後に現場検証が行われた・・・

相手と一緒に警察官と事故の状況を確認する・・・

「お前、事故起こしといてすみませんの一言もねえんか」

まずそっから突っかかる用意はしていたが・・・

警察官が感情的なgoパパを察知したのか・・・

二人近づけないように別々に行われた・・・

 

その現場検証の最後に・・・

どうすれば事故が防げたのかを警察官から聞かれた・・・

それを書類に書いて終わりなんだけど・・・

相手に対しては、前方を確認するとか・・・

交差点の手前では減速するとかって感じ・・・

こっちは・・・

「特にない」・・・

警察官「ないことはないだろう」・・・

「過失はない、思ったこと言えばいいんでしょ」・・・

「交差点の手前で止まってたら事故はなかったでしょ」・・・

「優先道路走ってて、わき道見つけるたびに止まってる人いる?」・・・

「何か反省点を見つけ出して今後こんな事故起こさないようにしてほしいんや、それが一番大事なことやろ」・・・

「反省しなあかんのは相手や、俺が反省することなんてない」・・・

・・・・

・・・・

 

この後、警察官の説得が30分くらい続いた・・・

同じことの繰り返し・・・

警察官も反省文的なものを書かないといけないので必死・・・

 

今考えるとほんと大人げない・・・

適当に終わらせとけばいいのにって思う・・・

けど、その時はどうしても考えを曲げれなかった・・・

 

正しいものは正しい・・・

間違っているものは間違っている・・・

自分の主張をちゃんと言うことが正義だと思っているから・・・

 

優先道路を走ってるのだから減速する必要はない・・・

事故の原因は100%相手にある・・・

まさに正論だし、交通ルールに従って正しい運転だった・・・

 

警察官に言われた・・・

「もし、死んでたらどうするの、ブレーキかけてたら死なずに済んだんだよ」・・・

 

この話を知らない嫁にも言われた・・・

「いくら正しいからって死んだら意味ないやろ」・・・

 

俺は正しかった・・・

天国で叫んでも誰も聞いてはくれない・・・

逆に、そんな馬鹿な相手のために殺されたことに怒り狂うだろう・・・

 

正論を主張すると正義が生まれる・・・

正義を守ろうとすると争いが起きる・・・

戦争もそんな感じなんだろう・・・

 

一部の馬鹿のために争いがおこり、犠牲者が出ても・・・

正論を貫くことが美徳だと思っていた・・・

 

だけど・・・

争いがおこった時点で正論が正論でなくなってしまう・・・

争いのない正義こそ、真の正義・・・

 

何の話や・・・うずまき

 

現在もgoパパ、時間を作っては病院にリハビリに通う毎日・・・

正しいことを貫いたんだからこれは仕方のないこと・・・

ではない・・・

 

いくら正しい運転でも・・・

事故が起こればその時点で正しくない・・・

 

世の中、自分勝手な馬鹿が多い・・・

そんな馬鹿たちのために命を落としたり・・・

無駄な時間を費やすようなことのないように・・・

自分の時間、自分の人生を大切にしてください・・・